TOMO
in the
Bathroom
・5月23日
トモがうちのバスルームに来てから、はや一月以上がたった。病状は相変わらず一進一退。熱は38.8℃から39.5℃の間を行ったり来たり。
熱が下がったときはよだれや鼻水も少なくすっきりした顔をしている。だからこのまま治るんじゃないかと期待をしてしまうのだが、翌日になるとまた体温が上がる。
一方で、よだれがたくさん出ているのが状態が悪いのか、というとそうでもなさそうで、それが翌日快方に向かう兆候だったりもする。当然のことだが、生き物の身体のメカニズムというのはとっても複雑。
本当にゆっくりだけど、少しずつはよくなっているんだと思う。多分。

相変わらず食欲は衰えない。がりがりにやせていたんだけど、肩のまわりなど少しは肉がついてきたような気もする。当初考えていたよりも、と言っても大して考えていた訳でもないけど、ともかく持久戦になりそうだ。
1日4日位くらい食事を出す。抗生剤を2回、消炎剤を1回これに混ぜる。食欲は衰えないとは言うものの、常にがつがつに飢えていた野良のときとは違って、最近は少し好みも出てきたようだ。舌が腫れているからさしあたり柔らかい缶詰しか食べれない。子猫用の栄養価の高い缶詰は、それほど種類が多い訳ではないから、ローテーションをうまく考えて飽きないようにする。
トイレの片づけ、小屋の掃除、検温、口内消毒、よだれのついた布団代わりのタオルの洗濯。大体30分くらいのルーチンワークになってきた。


龍宮城だより