うちの通い猫のひとり、ジェリーちゃん。もとは飼い猫だったんだろう。野良としてのマナーを何一つ学んでないから、野良社会の中ではしばしば軋轢を作ってしまうんだろう。夜中に「ふんぎゃあー」と言う悲鳴が聞こえて、翌朝、顔にななめの引っかき傷をつくって現れたりする。男の子は大変だ。

うちのベランダか、階段の下、または屋上にほぼ住み着いている。えさの缶詰の缶を開ける音がすると、真っ先にやってきてあたりかまわぬ泣き声をあげるから、今ではそれがほかの野良達の食事の合図になっている。

ベランダでうちの犬のぺぺちゃんと、「仲良く喧嘩」している様が、トムとジェリーみたいだったんで、こういう名前になった。
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龍宮城だより