[keystone Digest] Friday, May 26 2000 Volume 01 : Number 788
転載:ジュゴン保護支援基金・神奈川
相模川>番外ジュゴンを基地の犠牲にしてはいけない
相模川が流れる神奈川県は、沖縄にいで、在日米軍基地の多い県です。
神奈川県では米軍基地問題や平和運動に関わる様々な団体が活動しており、
普天間基地移転による辺野古近海のジュゴン保護支援基金の呼びかけをいただ
きました。
相模川キャンプインシンポジウムは、普段は相模大堰問題に取り組んでいますが、
今回はジュゴン保護支援基金・神奈川に参加することになりました。
基地や平和に関わる市民運動と、環境問題に関わる市民運動が連携して取り組
みます。
まずは、呼びかけ人を、目標100名・団体として募ります。
つぎに、100万円を目標に基金(募金)一口1000で募ります。
得られた基金は、今後のジュゴン調査活動やジュゴン保護運動に役立てていただ
予定です。
ぜひとも呼びかけ人にご登録いただけるようお願いいたします。
【ジュゴン保護支援基金・神奈川】の呼びかけ
●いま、米軍基地の沖縄県内移設をめぐり、その矛先が名護市東海岸に向けられてい
ます。建設予定地である辺野古沿岸地域には、国際保護動物であり、国の天然記念物
であるジュゴンが生息しています。この地域に生息するジュゴンは分布の上で最も北
に位置し、沖縄本島周辺海域が国内に残された唯一、かつ最期の生息地であると見ら
れています。
キャンプシュワブ沖での軍事演習による環境破壊は、環境変化に敏感なジュゴンの
繁殖等の生態に多大な影響を及ぼしているものと考えられます。さらに基地の移設工
事により懸念される環境破壊は、ジュゴンの生息地に壊滅的な打撃を与え、「日本最
期のジュゴン」を絶滅に追いやることが予想されます。
●ジュゴンの生きる海を守り、沖縄の多種多様な生態系の存続を守ることが次世代へ
の責任であり、真の平和と自立の道と考える人々により、沖縄と本土で「ジュゴンの
保護」を求めるさまざまな活動が開始されています。
沖縄に次いで第2の基地県・神奈川に生きる私たちは、沖縄の人々の未来と生活を
かけた闘いに対し、どのようにかかわることができるのでしょうか。私たちは沖縄の
自然を守り、ヤンバルの森に抱かれたジュゴンの生きる海を守る闘いに想いをよせ、
加わることにより、その第1歩を始めたいと考えました。ジュゴンとともに生きよう
と決意した人々とともに、沖縄はもとより、神奈川、日本すべての米軍基地の撤去を
願って『ジュゴン保護支援基金・神奈川』の設立をよびかけます。集めた基金は沖縄
のジュゴン保護活動にかかわる次の自然保護団体に活用して頂く予定です。
☆ジュゴン保護基金(地元の名護市に事務局を置き、ジュゴンの生態調査費用等の基
金を集めています。目標額は1千万円ですが、五月現在では4百万円。)
☆ジュゴンネットワーク沖縄(宜野湾市に事務局を置き、ジュゴンの調査・保護と、
棲息海域や周辺陸地の保護活動を目的に、1997年から水中や空中からのジュゴンの調
査活動を行っています。)
●百万円を目標に基金を集めながら、基金だけではなく、神奈川の人々の顔が見える
基金運動を作り出したいと思います。神奈川でも、自然環境の保護のためや、基地を
なくすために、多くの市民が頑張っています。そうした思いも届けられるような基金
運動にしたい、それが私たちの願いです。ぜひ呼びかけ人に加わって下さい。
■振込用紙を印刷したチラシを作成し、広く基金を募ります。チラシには、呼びかけ
人・呼びかけ団体の名前(目標100名)を記載したいと思います。皆様のご協力を
お願いいたします。
■5月29日に設立会を持って、基金活動をスタートしたいと思いますので、合わせ
てご案内いたします。ご出席可能な方は、ぜひお越しください。
■この呼びかけのために3回の相談会を持ちました。「北限のジュゴンを見守る会」
の鈴木さん、「名護・ヘリ基地に反対する会」、「沖縄講座」の皆さんにも意見をい
ただきながら話し合いをすすめました。自然保護団体の皆さんからも、参加が表明さ
れています。
【発起人】新倉裕史、沢田政司
【連絡先】横須賀市本町3-14 山本ビル2F TEL/FAX0468-25-0157
【電子メール連絡の場合】 BXI04376@nifty.ne.jpまでご連絡下さい。
ジュゴン保護支援基金・神奈川設立会
5月29日(月)
PM7:00〜
神奈川県 県民活動サポートセンター402
横浜駅より徒歩5分
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金尾憲一/Ken-ichi Kanao
Chigasaki, Kanagawa, JAPAN
e-mail : kanaoken@ma3.justnet.ne.jp
ken-ichi.kanao@nifty.ne.jp
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