keystone ML より転載
Date: Sat, 26 Aug 2000 11:15:14 +0900
Subject: [keystone 3015] 梅香里住民、汎国民対策委の立場表明
梅香里米軍国際爆撃場閉鎖汎国民対策委員会
題目：８月１８日国防部の梅香里総合対策に対する住民対策委と梅香里汎対委の立場を明らかにする記者会見文 日付：２０００．８．２１（月）
記者会見文
私たちは先週金曜日（１８日）に発表された所謂「梅香里住民不便解消のための国防部総合対策」に接しながら失望と憤怒を禁じられない。
国防部はこの日「機銃射撃場射撃訓練に因る騒音が住民の最も大きな不便で機銃射撃場訓練を中止することで住民の不便が解消されるようになった」と発表した。そう言いながら、あたかもこの様な方案が住民の意志を充分に反映し出たものであるかのごとく発表した。
しかし、私たちは「機銃射撃場訓練中止で梅香里爆撃場問題が基本的に解決されるようになった」と言う国防部の発表が全く根拠のない真っ赤な嘘であることを明白にする。
この間、梅香里の住民たちは機銃射撃場射撃訓練のため大きな苦痛を受けてきたが、ノン島爆撃演習のためにより大きな被害と苦痛を受けてきた。たとえ機銃射撃場訓練が中止されたとしてもノン島爆撃演習が継続される限り梅香里の住民たちが爆撃機の轟音と爆発音のために生き地獄の中で１日１日を生きて行かなければならないことに変わりはない。
そして、梅香里の住民たちが主たる生計を海岸、砂浜とノン島周囲の海に依存していると言う点で、米軍がノン島を自分たちの爆撃演習場として使用し続ける限り、梅香里の住民たちは今のように自由な生計活動を営めない。
そのためノン島爆撃場閉鎖を含めた梅香里爆撃場の全面閉鎖なしには梅香里爆撃場問題の根本的な解決を期待することは絶対出来ない。この様な点で機銃射撃場でだけ訓練を中止するという国防部の今回の発表は梅香里爆撃場問題の根本解決とはかけ離れたもので、「この方案で梅香里問題が全て解決された」と言う国防部の発表は国民を眩惑するだけの欺瞞策に過ぎない。
特に今回の国防部の機銃射撃場訓練中止方針は、去る７月に発表した機銃射撃場閉鎖の方針よりもより後退したもので、一体、国防部が問題解決のために鎮定した意志を持っているのか、と言う疑心だけをより追加したに過ぎない。
機銃射撃訓練をしないと言うのであれば機銃射撃場を閉鎖するのが妥当である。しかし、射撃場を閉鎖せずそのまま置いておくと言う。これは結局米軍が望めばいつでも射撃を再開すると言う下心がさらけだされているものだ。実際に米軍はプエルトリコのベエケス島で射撃場閉鎖要求が激しくなるや射撃中止の決定を下し、１年後、射撃を再開した前例がある。
国防部が総合対策発表の時、住民移住対策を強力に推進すると明らかにしたことだけを見ても機銃射撃場訓練中止が梅香里爆撃場問題の鎮定な解決のための方案としてではなく、事態を一時的に免れるために欺瞞策として提示されたことを知りうる。
又、私たちを憤怒させるのは、国防部が梅香里住民対策委員会と事前に何の議論もせず、今回の発表があたかも梅香里の住民たちと事前に協議したかのごとくマスコミに知らせている点だ。国防部が梅香里の住民と事前協議がなかったにもかかわらず、あたかも合意したかのように事実を操作しているのは、国防部自ら自分たちの方針の正当性に対して何ら自信感も持てずにいることを反証している。
私たちは今回の国防部の総合対策が、国民の中で梅香里爆撃場閉鎖要求の声が日に日に高くなって行くや、これを眠らせ、梅香里汎対委を国民から孤立、無力化させる実施意図を持っていると判断する。
しかし、梅香里汎対委はいかなる欺瞞と暴力にも決して挫けることなく、梅香里爆撃場全面閉鎖のその日まで、全てをなげうち闘争するものである。
梅香里爆撃場閉鎖は、梅香里住民たちの５０年に渡る言葉では言い尽くせない苦痛を終わらせるもので、韓国民の自尊と主権を取り戻すための最低限の要求として既に位置を獲得している。従って梅香里爆撃場を閉鎖させるための私たちの闘争は決して中断されることも、放棄されることもない。
私たちは国民の皆様に政府の欺瞞策を知らせ、梅香里爆撃場を全面閉鎖させるための梅香里汎対委の愛国的な闘争を積極的に指示、声援して下さることを鄭重に訴えたい。梅香里爆撃場閉鎖闘争は外交勢力に因り踏みにじられた汚辱と屈従の昔の歴史を、民族自主の新しい歴史に取り戻す闘争だ。全国民が立ち上がり、事大主義的な政府の国民欺瞞策を破綻させ、梅香里の爆撃場を必ずや閉鎖させよう。
私たちは政府当局に対しても梅香里の住民を愚弄し、国民を騙す旧態依然としたふるまいを止め、堂々と梅香里汎対委と会い梅香里爆撃場閉鎖問題に関して協議することを要求する。
万一、そうせずに政府当局が梅香里米軍爆撃場閉鎖を望む梅香里住民と韓国民の念願に顔をそむけたまま、事態を一時的に密封し、米軍の理解を保障してやろうとする事大的行脚を続けるのであれば、結局途方もない国民的抵抗にぶつかるようになるしかないことを厳重に警告する。
２０００年８月２１日
梅香里米軍国際爆撃場撤廃のための住民対策委員会
梅香里米軍国際爆撃場閉鎖汎国民対策委員会