第3回「満月まつり」の各地域での同時開催について(要請)

 日頃から、平和と人権と自然環境の保全に対する献身的努力に対し、心から敬意を表します。
 私たち「東アジアの平和−人権−環境を守る満月まつり沖縄実行委員会」では、韓国「駐韓米軍犯罪根絶運動本部」と連帯し、「アジアから戦争と基地と米軍犯罪をなくし、平和な21世紀・共に生きるアジア世界を創造する」ため、過去2回「満月まつり」の開催を呼びかけ、沖縄−韓国−日本全土(日出生台、広島、神戸、横須賀、東京そして北海道アイヌモシリ等)で「満月まつり」を同時に開催してきました。
 今、沖縄は<新たな海上基地><ヘリパッド建設>さらに<軍港建設>と戦争準備体制が進められています。同時に基地ある故の犯罪はあとを絶たず、95年の少女暴行事件以来、女子高校生轢殺(れきさつ)、女子高校生猥褻(わいせつ)事件、そして連続放火といずれも米海兵隊員による事件が多発し、平和を求める県民の声は、地位協定の改正、市町村議会の基地撤去決議や海兵隊削減要求など日米両政府へ要求する闘いに発展しています。
 日米の新たなアジア戦略と軍事基地建設に反対する世論を形成し、戦争と基地と米軍犯罪をなくし、平和な21世紀を創造するために取り組まれる沖縄−韓国の国際連帯行動「満月まつり」に、日本各地の民衆が連帯の具体的課題として、同時に「満月まつり」を開催することを提案します。1つの満月を眺め、地球上に生き続けるいのち達と共に「平和」と「共に生きる」世界を創造する『誓い』と『祈り』を共有したいと思います。
 一回目は133年ぶりの大きな満月、二回目は皆既月食の祝福を受け成功裏に終了したことは記憶に新しいかと思います。第三回目の「満月まつり」に、大宇宙はどのような祝福を送るのでしょうか。
 つきましては、開催の準備を進めている地域、検討中の地域の皆様からのメッセージがいただけたら幸いです。なお、「満月まつり沖縄実行委員会」では、「韓国運動本部」と協力して、満月まつりグッズを作成しましたので、各地域での取り扱いをお願い致します。収益は、沖縄−韓国「満月まつり」の運営資金に充てたいと思います。

2001年3月吉日