1. 合衆国のアフガニスタン爆撃に際しての声明(2001/10/11)
  2. 合衆国に対するテロ攻撃に関する声明(2001/09/14)

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合衆国のアフガニスタン爆撃に際しての声明

アフガニスタン革命的女性協会(RAWA)

タリバンはアフガン国民の決起によって打倒されなければならない

原理主義者の殺し屋たちの裏切りによって、わが国民はまたしても、戦争と破壊の巨大な牙にかけられてしまった。
アメリカは、9月11日のテロ攻撃への報復として、オサマとその同調者タリバンをめがけて国際的な同盟軍を形成し、わが国に対して大規模な侵略を開始した。
タリバンとアル・カイダのテロ活動基地のみが標的であり、その攻撃は限定的であるとの主張とは裏腹に、過去1週間の間に私たちが目撃した事実は、この侵略が私たちの国の女、男、子供、老人、老いも若きも、数多くの国民の血を流さずにはいないだろうことを裏付けている。
合衆国とその同盟者は、ほんの昨日までアフガニスタンの民主主義が背負っている運命などに何の関心も払っていなかった。こうして、ジハード派やオサマやタリバンを支えてきたのだ。今や、「北部同盟」の銃剣を研ぐのを手助けしようというのか。私たちの国民は、かつてジハード派の「王国」と成り果てた数年間の恐怖の記憶が再現するのではないかと、戦慄している。
ジハード派とタリバンの殺戮者の手によって課せられた巨大な悲劇を決して忘れ得ないアフガン国民は、元国王の帰国にはかない希望をつないでいる。しかし、彼が帰国したとしても「北部同盟」とタリバンの「穏健派」なるものに依存しなければならない限り、彼自身の名声を失うばかりか、わずかなりとも形成できたかもしれない安定も、危機にさらされてしまうだろう。
タリバンの中世的とも呼ぶべき支配の下にあっても、アフガン国民も、敬虔で思慮のあるイスラム教徒も、誰一人としてタリバンの「民族主義的」な装いをまとった扇動、この国民と世界中のイスラム教徒さえもアメリカに対する「ジハード」に動員しようとした扇動にだまされるものはいなかった。いかなる口実があれ、タリバンを支持する個人、団体、政府はアフガン国民の敵である。しかし同時にアフガン国民は、「反オサマ」、「反テロリスト」の名を借りた「北部同盟」の殺人者たちをもまた深く憎悪している。わが国民は、ナジブ傀儡政権の崩壊後の、暴力と裏切りに満ちた最悪の数年間のことを忘れない。同時にジハード派がアブドゥラ・エザムやオサマ・ビン・ラディンの安っぽい追随者になり下がった時代のことも忘れない。
今や「北部同盟」は、合衆国の援護射撃を受けてカブールになだれ込み、何年か前にそうであったのと同様に乱暴狼藉の限りをつくすのみならず、分捕った「領土」を来るべき第二「王国」における地位を分け前として獲得するための取り引き材料にしようと、まるで飢えたオオカミのように満を持して待機しているのだ。こうして、アフガン国民の希望、全国民が受け入れることのできる民主的で安定した政権を求めるこの国民の希望は、またしても踏みにじられる。
合衆国による攻撃が継続し、無辜の民間人の犠牲者が増大すれば、それは単にタリバンに口実を与えることになるのみならず、この地域や世界中で原理主義者の勢力に力を与えることになるだろう。

私たち国民には、二つのオプションがある。すなわち、
ひとつは、タリバンとアル・カイダという病根を除去すること。もちろん彼らを生み、育てることに、わが国民は何の関与もしてこなかったが。そして民主的原理に根差した政府を確立すること。
そしてもう一つは、略奪と犯罪、寄生と背信を主要な部品として出来上がっているこれらの勢力に、アフガニスタンを譲り渡してしまうこと。
br> それゆえ、わが国民はタリバンとオサマの追随者たちの完全な打倒のために決起しなければならない。疲弊のどん底にあり、傷ついて悲しみにくれている、この見捨てられた国民アフガンがこれらの犯罪者たちとは何の関わりもないし、アラブやその他の一握りのテロリストたちを「賓客」として迎え入れた事実もないのだということを、世界に対して言葉においてだけでなく行為においても理解させるために。
国連平和維持軍の展開に先立つ時期、あるいは展開後、更には平和維持軍の導入がなかった場合でさえ、全面的な決起のみが、私たちの国に襲いかかる破滅の再現を防止するただ一つの方法である。かかる決起こそが、臨時政権の確立と選挙の実施に向けた布石となることができる。外国からの干渉、とりわけ原理主義者のようなやり方がなくなれば、原理主義者の憎悪の扇動にもかかわらず、すべての宗教、すべての民族グループが、誇り高き、自由なアフガニスタンという、もっとも神聖な国民的利益の達成のために団結を示すであろう。

アフガニスタン革命的女性協会(RAWA)は、原理主義に反対し、自由と民主主義を愛し、女性の権利を守るために闘うすべての勢力と、元アフガニスタン国王に対して、アフガニスタンの内部と外部の敵が企むこの国の破滅への計画を頓挫させるために、大衆的決起を組織するために、それぞれの役割を果たすことを呼びかける。

平和と正義を愛する世界人民は、アフガン人民とともにある。

2001年10月11日

アフガニスタン革命的女性協会(RAWA)

この声明は、パシュトゥーン語とペルシャ語で準備され、すでにアフガニスタン内部で広範囲に配布されている。

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合衆国に対するテロ攻撃に関する声明

アフガニスタン革命的女性協会(RAWA)

アフガニスタン人民は、オサマとその手下達と、何の関わりもない

2001年9月11日、合衆国に対する恐るべきテロ攻撃に世界は戦慄した。RAWAは世界の人々とともに、悲しみを表明し、この残虐な暴力と恐怖の行為を弾劾する。RAWAはかねてから、これらの最も背信的、犯罪的、反民主主義、女性差別主義の原理主義者の政党を決して支持しないように合衆国に対して警鐘を鳴らしてきた。ジハード派であれタリバンであれ、わが国民に対してありとあらゆる卑劣な犯罪を犯してきた彼らは、今度はその犯罪の矛先を、彼らが「異教徒」と呼ぶアメリカ国民に向けることに何の羞恥も感じないだろうからだ。権力を獲得しそれを維持するために、これらの残虐な犯罪者は、いつでもその暴力を他に振り向けることができるのだ。
しかし不幸なことに、私たちは以下の事実をも指摘しなければならない。パキスタンの独裁者チア・ウル・ハク将軍が、やがてそこからタリバンの萌芽が生まれることになる何千もの神学校を建設することを支持したのは、当の合衆国政府ではなかったか。同様に、誰もが知っていることだが、若きオサマ・ビン・ラディンはCIAの優等生ではなかったか。しかしさらに残念なのは、合衆国の政策担当者たちが、過去の経験から教訓を引き出すことができず、依然として、あれやこれやの原理主義集団や指導者を支持していることだ。我々の考えでは、タリバンであれジハード派であれ、いかなる種類の支持も、民主的価値、女性の権利と人権を踏みにじることにつながる。
今回のテロ攻撃が合衆国の外部からしかけられたという証拠が固まったというのなら、原理主義者のテロリストはその創造者にも噛み付くという我々のかねてからの主張がまたしても証明されたことになる。
合衆国政府はこの恐るべき事件の、根底的な原因に思いをいたす必要がある。これが初めてではないし、これで終わりになる訳でもない。合衆国はアフガンのテロリストを支持することを、もう二度と決してしてはいけない。
タリバンとオサマがこの犯罪行為の第一の容疑者だと合衆国の当局者が断定した今、合衆国は今度はアフガニスタンに対して1998年に続いて軍事的な攻撃を加え、何千人というアフガンの無辜の市民を殺傷するというのか?タリバンとオサマが犯した罪の償いとして?故郷を追われ、貧しく、何も知らない何千人というアフガニスタンの国民を犠牲者にして、そんな攻撃をして、テロリズムの根本的な原因を除去できるとでも、合衆国政府は考えているのだろうか?テロリズムをさらに拡大するだけではないのか?
過去20年以上にわたって、際限ない悲劇に見舞われてきた国に対して、大規模で無差別的な軍事行動を仕掛けるなどということで、あなたたちのプライドが保たれるとは思えない。そのような攻撃が、アメリカ人民の意思の表明だとは、私たちには考えられない。
合衆国政府と国民は、貧しく惨めな状況に置かれているアフガニスタンの人民と、ジハード派のテロリストやタリバンの犯罪者たちとの間には、星と月ほどの開きがあることを知るべきだ。

私たちはかさねて、アメリカ人民に対する深い悲しみと共感を表明する。同時に、アフガニスタンを攻撃して、そこにいる最も飢えて欠乏した人々を殺害することが、いかなる意味においてもアメリカ人民の悲しみを軽減することにならないことを確信している。
私たちは、賢明なるアメリカ国民がアフガニスタン人民と、一握りの原理主義テロリストたちとを区別して下さることを、心の底から望んでいる。私たちの心はアメリカ人民とともにある。

テロリズムを打倒せよ!

2001年09月14日

アフガニスタン革命的女性協会(RAWA)