「私たちはもうこれ以上基地はいりません。私たちは、人とジュゴンと、その他の生き物たちが調和して共生できる地域を作りたいのです。」 |
---ヒガシオンナ・タクマ氏、オキナワ・ジュゴン・ネットワーク(訳者注:「ジュゴン保護基金」の誤り)代表 |
デビッド・アレン(スターズ・アンド・ストライプ紙)
ジュゴンを守れ!これは今や沖縄の反基地活動家たちの中心的なスローガンとなっている。アメリカ海兵隊の航空基地の建設計画に反対する人々は、この生き物こそが、米軍キャンプ・シュワブの更なる拡張計画から大浦湾を守ってくれることを望んでいる。写真:このジュゴンのオスの成体は金武町の沖合で1992年に網にかかったものである。その後本部町の海洋博水族館に移送された。(写真提供ウチダ・センゾウ氏) | 写真:オキナワ・ジュゴン・ネットワーク(訳者注:「ジュゴン保護基金」の誤り)代表、ヒガシオンナ・タクマ氏。沖縄北部の同団体の事務所前にて。辺野古にはいかなる米軍基地も建設されるべきではないと、彼は話している。 |
写真:国道329号線沿いにある海兵隊航空基地建設計画反対のタテカン | 写真:大浦湾の周りでは、海兵隊の航空基地建設に反対する手作りのサインや看板が目立つ。活動家たちは新基地建設はジュゴンに悪影響を与えるとする。このポスターには「ジュゴンはこの海にしか住んでいない。それを誇りに思おう」とある。 | 図:ジュゴン目視記録・1979年から2000年にかけて沖縄近海で海牛類が発見された地点 |
写真:辺野古の漁民***さんとその妻***さん。沖縄本島北東部のこの港で漁の準備をする。環境保護活動家たちによると、建設予定の海兵隊の基地によって小規模のジュゴンの生息域が害されてしまうと主張されている海である。 | 写真:***さん。新たな海兵隊基地の予定地とされたこの海域で海草の養殖をしている。彼がジュゴンを最後に見たのはおよそ40年前という。 | 写真:沖縄本島北東部宜野座の海岸に打ち上げられたジュゴンの死体を見る3人の人たち。死体として発見されるジュゴンの多くは、漁民の仕掛けた刺し網にかかっておぼれたものと考えられている。写真提供ウチダ・センゾウ氏 | 写真:本部の海洋博公園、沖縄海洋生物センターのウチダ・センゾウ所長は沖縄海域のジュゴンに関する詳細な調査研究が死活的に重要だという。 |