ビエケスに予定されていた春期演習、メキシコ湾へ移動!!

2000/02/14

ビエケスにおいて島の非軍事化を求めて闘っているグループに昨日、近々プエルト・リコ演習場およびビエケスにおいて行われる予定の軍事演習がメキシコ湾に移動されるといううれしい知らせが舞い込んだ。フロリダ州選出の共和党下院議員ジョー・スカーバラ氏によるとこの春期演習の移動はビエケスにおける爆撃演習が中止されていることによるという。302日間にわたってビエケスとプエルト・リコの人々は演習の再開を阻止するためにいくつものキャンプに泊り込んで自らを楯として闘ってきた。
一週間前、カグアのカトリック教区はアルバロ・コラダ・デル・レイ司教の指導により爆撃演習地域内のプラヤ・ヤイェの最初の抗議者たちによってたてられた礼拝堂のそばに新たなキャンプを設立した。1999年4月に米海軍によって民間警備員セインズが殺された直後、「すべてのプエルト・リコをビエケスとともに」によって設営されたいくつものキャンプにまた一つこのキャンプが付け加えられた。ビエケスの漁民であるデビッド・セインズの昨4月の死以来、労働組合の活動家、福音主義教会のメンバー、全国***会議のメンバーたち、「ビエケスの救援の発展のための委員会」は、プエルト・リコ教職員組合の支援を得て、爆撃演習場内に抵抗キャンプを設置したのだ。
過去4ヶ月の間に米海軍大西洋艦隊のうちビエケスでの演習が拒絶されたのはこれが2回目である。昨11月、USS空母アイゼンハワーの士官たちは演習実施のためにビエケスからフロリダへと、ついでイタリアからスコットランドへと航路を変更せよとの大統領命令を受け取った。いまやUSS空母ジョージ・ワシントンと12隻の船舶、15、000人の兵員、およそ80機の航空機からなるその船団は、ビエケス島における市民的不服従の行動によって、3月および4月の演習の実施をメキシコ湾へと移動させなければならなくなったのだ。関係者の話によるとこれらの演習にはフロリダ州のエグリン空軍基地における爆撃演習を含んでいるということだ。
「ビエケスの救援の発展のための委員会」および「ビエケスに平和を・調整委員会」の広報担当によると爆撃エリア内キャンプは維持強化されされるとともに軍の計画変更に備えて臨戦態勢を取るということだ。これらのグループは決して市民的不服従の行動を弱めることはない。モットーは、これ以上ただ一発の爆弾も、たった一分の演習もいらない!!