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ビエケス・リーブレ(自由ビエケス)http://www.viequeslibre.org

ビエケス人民を支持する米退役軍人達の大統領への手紙

2000年5月1日
ビル・クリントン大統領
ホワイトハウス
ワシントンDC

大統領閣下
私は、プエルト・リコ、ビエケス島の米海軍による50年以上にわたる爆撃演習場としての使用を終わらせようというビエケスの人々の運動に関与してきた退役軍人達のグループを代表して、閣下にお手紙を書きます。
海軍はビエケスの人々に対する約束を次から次へと破ってきましたし、それゆえビエケスの人々はもう何年も前に押し付けられた合意を一方的に停止または終了する完璧な権利を有しているのだということを、私たちは退役軍人として十分すぎるほどに理解しています。海軍の主張する国家安全保障なる言い訳がいかさまであって、プエルト・リコのような植民地であれ、50のどの州であれ合衆国市民の生命と健康を犠牲にしてまでこんなことを続ける十分な理由がないことをもまた、退役軍人たる私たちは、理解しています。
私たちは、実弾演習場に泊まり込んでいた抗議の人たちを排除し、爆撃演習を直ちに再開すると連邦政府が計画していることを報道を通じて知り、こうしてお手紙を書くことにいたしました。私たちはビエケスに行ったことがあります。私たちは、自らの権利を行使しようとする抗議者たちの決意をこの目で見てきました。
私たちは、プエルト・リコのほとんどすべての領域の人々の間にビエケスへの幅広い支持が広がっていることを、この目で見てきました。これらの地域の愛国者たちを排除し逮捕拘束することは、正義の戯画に過ぎず、当然にも国際社会から激しい非難を受けるでしょう。私たちもまたこのような非難の声を支持し、さらに強化するために、できる限りのことをするつもりです。
問題の解決は簡単なのです。あらゆる爆撃演習の再開『以前に』、住民投票の実施をあなたが命令すればよいのです。この住民投票によってビエケス人民は、実弾か模擬弾かの選択ではなく、そもそも一切の爆撃そのものを認めるか否かを決定することができるよう、あなたは指示を与えることができるはずです。そして住民投票の結果に関わらず、連邦政府に島とその環境の浄化を実施させることができるはずです。
しかし、市民としてかつ人間として当然の権利の行使を行っただけの抗議者を逮捕し排除し拘禁すること、そしてビエケス島の大多数の住民が反対している爆撃演習を再開すること、これは犯罪というべきでしょう。私たちがかつてそのために働いた政府が、平時においても戦時においても私たちと共に働いた仲間のアメリカ人に対して、そのような犯罪を犯すことを、あなたは認めるべきではありません。
謹んでここに差し出します。

ベン・チティ
ビエケスを支持する退役軍人を代表して
ニュージャージー州・ジャージー市およびニューヨーク・ブルックリン

副大統領アル・ゴア氏、司法長官ジャネット・リーノ氏およびニューヨーク州・ニュージャージー州議会代表団への手紙を添付