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ビエケスの救援と発展のための委員会
P.O. Box 1424 Vieques, Puerto Rico 00765
Telefax 787 741-0716 E mail: bieke@coqui.net
2000年9月4日

ビエケス10月1日国民戦線組織委員会

市民的不服従を支持するデモ

ビエケスのプエルト・リコ人の地域グループはそれぞれの組織を通じて、当地における平和的市民的不服従運動を支持するための、大規模な運動にすべてのプエルト・リコ人が参加することを呼びかけている。これに関連する行動は主に10月1日ビエケスにおいて行われる。私たちが過去一年以上にわたって勝ち取ってきた平和的市民的不服従運動への支持と私たちの一致した意思を表明するためのデモである。同時にビエケスおよびプエルト・リコ本島において重要な市民的不服従の行動が行われる。デモの第1陣は11時にビエケス南海岸のエスペランサ地区を出発し、いくつかの方向へ向かう。
この集会は合衆国海軍をビエケスから撤収させるための私たちの闘いを支えてきたさまざまなビエケスのグループの広大な統一戦線を実現させるものである。これらのグループにはヤイ・ケイ協同組合、デビッド山キャンプ、カルメロ山キャンプ、平和と正義のためのキャンプ、ビエケス女性連合、ビエケス青年組合、平和の騎士達、マペペ・キャンプ、人民民主党(ビエケス支部)、プエルト・リコ独立党(ビエケス支部)、ビエケス・カトリックおよびメソジスト教会、ビエケス南岸漁民組合、ビエケス北岸漁民組合、ビエケス商人組合、「ビエケスの声」新聞、ルラ・ティラド・キャンプ、ビエケスの救援と発展のための委員会などが含まれるが、そればかりでなく今回のデモに参加するその他すべてのグループも含まれる。広範なビエケスのグループの結集、このデモへの圧倒的な、大衆的な参加によって、海軍とそのほんのわずかの支持者たちが振りまいているウソ、すなわち、この闘いを主導しているのはビエケス人じゃないというウソを吹き飛ばそう!私たちの島を占領する合衆国海軍の暴力的な駐留に対する闘いの最前線に立っているのは、私たちビエケス人だということが、10月1日以降には疑い得ないほどはっきりするに違いない!
同時に、私たちはワシントンDCで9月22日の昼から開催される「ビエケス人民に連帯する国民の日」を支持する。このイベントは私たちの闘いと要求が、プエルト・リコの国境を越えて広がっていけるのだという強力な一例となるに違いない。
10月1日の行動の動員は、それぞれこれまでの長年にわたる海軍の犯罪的な駐留によって犠牲となった人達の名前を冠したブリゲード(旅団)と呼ばれる小グループによって組織される。各ブリゲードは9月27日に活動を開始、この運動の生み出した創意を表現するさまざまなイベントを行う。10月1日以前の行動は一千人以上のビエケス人とやはり一千人以上のプエルト・リコ本島からの支持者が参加する巨大なデモのインパクトを更に高め強化するためのものだ。
9月27日にビエケスを訪れる兄弟姉妹たちは、この行動のために設営されているいくつかのキャンプに迎え入れられるだろう。10月1日朝8時、プエルト・リコとビエケスの旗を掲げた何十隻もの船団がプエルト・リコの東海岸を出発する。この船団が多くの人々をビエケス南岸のエスペランサまで輸送する。そして待ちうけた平和ブリゲードの人達と合流して行動を開始するのだ!
2000年10月1日の巨大なデモは、5月4日とともに、海軍からの解放を記すものとして、私たち人民の歴史に刻まれるだろう。この平和のための大行動に参加しよう!ビエケスは自由を勝ちとる。合衆国海軍はビエケスから出て行け!

連絡は、ニルダ・メディーナ・ディアス CRDV 787 741-0716
ロバート・L・ラビン・シーガル
ビエケスの救援と発展のための委員会
Apartado 1424 Vieques, PR 00765
(787) 741-0716 cel. 375-0525

海軍はビエケスから出て行け!


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ビエケスの活動家、ブロンクスの刑事法廷で公判

ビエケス・リーブレhttp://www.viequeslibre.org
http://www.micronetix.net/virus/yankees.htm
2000年9月3日
プレスリリース:ビエケスの活動家の公判 ビエケスにおける連邦当局による襲撃を糾弾して、5月5日にヤンキー・スタジアムで直接行動による抗議行動を行い、不法侵入罪で起訴されている7人のビエケスの活動家に対する第3回公判がブロンクス刑事裁判所で行われる。プエルト・リコ人コミュニティーと市会議員や地域活動家を含む支持グループがビエケスの運動と被告人フアン・アントニオ・カサーニャス、カルメン・アナ・ダビラ、フレディー・マレロ、ミゲル・マレロ、エリオット・モンテベルデ、ルーベン・オルティス、エクトル・ロサリオを支持して、公判に参加する予定。詳しい情報はエクトル・ロサリオ(917-549-6546)まで。

合衆国海軍はビエケスから出て行け!

http://www.micronetix.net/virus/yankees.htm

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合衆国陸軍元軍医、ウラン含有弾薬が退役軍人の健康を害していると告発

フランス、2000年9月4日
パリ:元合衆国陸軍軍医の一人が日曜日告発したところによると、湾岸戦争時に兵役についた退役軍人の多くが対戦車砲に用いられた劣化ウランの分子を吸引したことが原因で、腎臓などの疾患に苦しんでいるとのことだ。
「いくつかの予測例によると320トンの劣化ウランが(1991年の)湾岸戦争で使用された。」と、アサフ・デュラコビッチ博士はヨーロッパ核医学研究会の総会に出席する前に報道陣に語った。
「(私が診た)多くの患者はウラニウム吸引の臨床的結果である腎臓疾患および機能不全を生じている。」と彼は語った。
デュラコビッチ氏は装甲への貫通を容易にするために砲弾のコーティングに用いられる劣化ウランが標的に命中後爆発によって多数の分子に分解し、「大気中の粉塵となる」としている。
「ミクロ以下の放射性粉塵がペルシャ湾岸域には多量に存在するため、(戦車に命中した)衝撃により解き放たれたウラニウムは摂氏数千度以上の温度で気化する。
「これらの分子のうち吸引され肺に残留したものが、ガンを誘発し、あるいは血管に侵入して肝臓や骨髄に影響を及ぼす。」
かつて大佐の地位を有していたデュラコビッチ氏は現在はワシントンのジョージタウン大学医学部核医学研究所に勤務している。
湾岸戦争直後、原因不明の「湾岸戦争症候群」が多くの退役軍人に発症していることが問題となって軍が非難の的となっていた時期、合衆国当局から研究を中断するよう「政治的な圧力」を受けたと述べている。
当局は現在自ら調査を行っている。
「湾岸戦争症候群の(主要な)原因がウラニウムによる汚染だと主張しているわけではない。しかし退役軍人たちの身体に高レベルの劣化ウランが検出される以上、この方面の研究が強化されるべきだ。」と彼は述べている。
イギリスのサンデー・タイムスはデュラコビッチ氏は学会で「数万人の」イギリスおよびアメリカの将兵が劣化ウラン弾の被爆によって死亡する可能性があると報告する予定と伝えたが、彼は具体的な数字は挙げなかった。
すでに出版されたいくつかの医学学会誌にはインフルエンザ、周期的な疲労、ぜん息などの症状の伴う湾岸戦争症候群の原因をイラクの化学兵器攻撃に備えて兵士たちに処方された多重のワクチンに求めるものもある。
ロイター通信

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2000年9月5日

ビエケス、第2次世界大戦中の合衆国海軍による土地収用

セサール・アジャラ・カサス、ニューヨーク市立大学レーマン校ラテンアメリカおよびプエルト・リコ研究センター、ブロンクス・ニューヨーク 10468
EMAIL: ayala@lehman.cuny.edu スペイン語版

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ホワイトハウス近辺のビエケス抗議デモで75人逮捕

クリスティーナ・ピノ・マリア
ワシントン・ポスト
2000年9月22日(金)

金曜日午後、カリブ海のビエケス島に駐留する合衆国海軍に抗議する集会が数百人を集めてラファイエット公園で行われ、スペイン語のスローガンが唱和される中、デモ隊の75人がホワイトハウス前で合衆国公園警察に逮捕された。
この集会はプエルト・リコ東方13マイルの海上に浮かぶビエケス島における爆撃演習の停止と、同島からの完全な撤収を求めて呼びかけられたものである。海兵隊のジェット機が500ポンド爆弾を目標を誤って投下し、デビッド・セインズ・ロドリゲスさんという民間人警備員が死亡するという1999年4月の事故に対して多くのプエルト・リコ人は憤りを禁じ得ないという。
「ビエケスにYES!、海軍にNO!」「さぁ、合衆国海軍は出て行け!」と叫びながら、ホワイトハウス前の歩道に並ぶ男女。彼らの着るTシャツには「ビエケスのために」と書かれている。抗議者たちの弁護人であるエニッド・ゴンサレス・アレマン氏は被逮捕者のうち44人が男性、31人が女性であるとのことである。
およそ25人の合衆国公園警察の警官が抗議者たちにプラスチック製の手錠をかけ、2台のバスに分乗させて連行する。ジョン・パース警部によると、彼らはホワイトハウス前における静止した抗議行動を禁ずる連邦規則に違反したことをもって逮捕された。被逮捕者は軽犯罪法で起訴され50ドル未満の罰金に処せられるとのことである。
集まった支持者たちはホワイトハウスからラファイエット公園にかけて、踊ったり歌ったりスローガンを叫んだりしながら歩いた。太鼓や空缶をたたきながら歌う5人の男たちもいた。
「ビエケスでは人々が危険にさらされている。合衆国はプエルト・リコが自分の持ち物だと思っている。でもそうじゃない。海軍がどんな種類の爆弾を使ったとしてもそれは安全ではない。爆発性のない爆弾だったとしても。」ワシントンに住むプエルト・リコ系住民の一人、22才のクリスチーナ・ミランダさんは言う。
抗議行動の主催者によると、本日の集会に続けて、来週以降、プエルト・リコ全土にわたってデモが繰り広げられるという。
何ヶ月にもわたる交渉のすえ、ペドロ・ロセッジョ知事とクリントン大統領の間で、「自治領」プエルト・リコの(ビエケスの)9,400人の住民が住民投票で海軍が撤退することを支持するならば、2003年5月までに大統領は海軍に対し撤収を命じることに合意が成り立った。クリントンは海軍に対し爆発物を用いない演習の継続について許可を与えている。海軍は本年5月以来「模擬」弾を用いた演習を開始している。
ビエケスは1854年にプエルト・リコに併合されたが、1941年以来島の70%は海軍の管理下にある。海軍の担当者はかねてから、ビエケスは実弾を用いた陸海空の演習が同時にできる点から死活的に重要だと述べていた。
海軍の担当者のコメントを得ることは木曜夜現在、できなかった。