ビエケスの救援と発展のための委員会
PO Box 1424 Vieques, Puerto Rico 00765
(787) 741-0716 E mail: bieke@coqui.net
2000年9月27日
プレス・リリース:10月1日に向けた行動
ビエケスの救援と発展のための委員会(CRDV)および平和と正義のキャンプのスポークスマンは、10月1日にここで行われるビエケスの平和のための市民的不服従を支持する大規模な行進に先立ついくつかの抗議行動や教育キャンペーンについて発表した。9月29日午後7時に平和と正義のキャンプでは、「境界線を越えて」という、非軍事化を求める運動にビエケスの女性がいかに参加してきたかを描いた、ソニア・フリッツによるドキュメンタリー映画を上映する。
9月30日にはよる7時ごろから、爆撃演習場(キャンプ・ガルシア)入口の平和と正義のキャンプで特別の集会が持たれる。一年間にわたってCRDVが土曜日ごとに行ってきた基地ゲート前でのにぎやかな抗議行動に加えて、ビエケスとプエルト・リコ本島のミュージシャンたちが「イスラ・ネーニャ(赤ん坊の島、ビエケスのニックネーム)」の平和のために歌を歌う。ビエケスのルーベン・ボナーノとメルセデス・ペレス、プエルト・リコのシンガー・ソングライター、ソライダ・サンティアゴとノエル・エルナンデスが集会の間に歌を披露する。
日曜の朝5時、スペイン語で「ディアナ」と呼ばれる早朝の目覚し行動として、ビエケスのさまざまな地区からこの日の行動への呼び掛けをしながら歩く。ビエケス女性連合のジュディス・コンデによれば、「メッセージをプレーナの音楽にのせて、みんなに今日の抗議行動に参加するようビエケス中を呼びかけてまわる」とのことである。
10月1日行動の主催者は、その夜、翌日11時からエスペランサ地区のサン・ベイ海浜公園で行われる行進や集会についての詳細を発表するだろう。
この週末にかけて約一千人の人々がビエケスに到着することが見込まれているし、ビエケスの地域団体はほぼ同数のビエケス人が行進や抗議行動に参加すると予測している。CRDVのスポークスマンの一人、ロバート・ラビンによれば、今週の行動は十月に予定されている一連の行動、同時期に予定されている海軍の演習計画を頓挫させるための一連の行動の始まりを画するものだという。
ビエケスの救援と発展のための委員会
PO Box 1424 Vieques, Puerto Rico 00765
(787) 741-0716 E mail: bieke@coqui.net
2000年9月27日
プレス・リリース:市民的不服従を支持する10月1日集会・行進
「市民的不服従を支持する10月1日集会・行進」に参加するために今週プエルト・リコ本島から駆けつける数百人の人々が宿泊できるようにいくつかのキャンプ場が用意されている。
ビエケスの救援と発展のための委員会(CRDV)10月1日行動実行委員会のニルダ・メディーナは「週末の間参加者が宿泊できるよう、4個所のキャンプ場を確保した。サン・ベイの公共ビーチではテント一個につき10ドルで提供できる50個所を用意した。エスペランサ地区にはあと2個所宿泊場所があるし、海外からの代表団は『平和と正義のシェルター』、海軍基地ゲート前の私たちのキャンプと同じ名前を冠した宿泊所に泊まってもらう。」
メディーナは今週末の行動について、宿泊や行動の詳細についてはぜひ主催者に問い合わせてほしいと強調している。ビエケス側では、土曜と日曜に大量の乗客が予想されるファハルド・ビエケス間のフェリーの混雑を緩和するため、可能な場合は9月29日にビエケス入りすることを推奨している。彼らはまた、キャンプをする人にはテント、マットレス、寝袋、懐中電灯、飲料水などの必要な資材を用意することを勧めている。
ビエケスの平和を求める行動に関する情報、または参加に関する問い合わせは、平和と正義のキャンプ 741-0716 まで。
連絡は:ニルダ・メディナ(CRDV)
不公平な韓米地位協定の改訂を求める人民行動
2000年9月28日
親愛なる友人たちへ、ソウルからあいさつを送ります。
私たち「不公正な韓米地位協定の改訂を求める人民行動」は、韓米地位協定の全面的な改訂のために合衆国と韓国の政府が速やかに交渉を開始することを求め、合衆国に代表を派遣したことを、皆さんに報告したいと思います。
いかにプレス・リリースを添付します。
平和と連帯のために
Gyung-Lan Jung
平和を築く女たち
韓国の代表団、駐韓米軍に関する不公正な条約の改定を要求して合衆国へ
韓国の140の市民グループの連合の代表が、2000年9月21日から10月1日までの期間、ニューヨークとワシントンDCを訪れた。「不公正な韓米地位協定の改訂を求める人民行動(PAR-SOFA)」は駐韓米軍の扱いに関する条約である地位協定の変更を求めて訪米した。
代表団は9月22日11時からホワイトハウス前で開催される「プエルト・リコ、ビエケスのための国際行動の日」に参加して連帯のあいさつを行う予定。
また、9月26日の3時から5時には政策研究所を訪れる予定。
日本やドイツとの間に締結されている地位協定と違って、韓米地位協定は米軍が犯した犯罪や環境汚染、米軍により死亡、傷害、損害等をこうむった韓国民間人に対する責任の面で大変ゆるやかなものとなっている。
最近の例
- 環境
- 2000年2月9日駐韓米軍ヨンサン基地所属の兵員が20ガロンにおよぶホルムアルデヒドをソウルの主要な水源であるハン川に通じる排水路に流した。駐韓米軍はこれまでもこのような事を行ってきたことが明らかになった。
- 基地
- 2000年5月8日、東アジアにおける米空軍の唯一の演習場であるクーン・ニ爆撃演習場に隣接するメヒャンリ村でエンジントラブルを起こしたA10戦闘機が6発の500ポンド実弾を機体重量削減のために近隣の湾に投下し、170軒の家屋が損害を受け、7人が負傷した。メヒャンリはかねてから90から100デシベルにおよぶ激しい騒音や、鉛、カドミウム等の環境汚染、事故による死亡(12人)、負傷(28人)、さまざまな深刻な住民の健康傷害などの被害にさらされてきた。
- 犯罪
- 2000年2月19日、兵士クリストファー・マカーシーが31才の韓国人ウェイトレスを絞め殺した。彼は8年間の服役を申し渡された。
- 2000年3月11日、68才の韓国人女性が撲殺されているのが発見された。
米軍兵士による犯罪は告発されにくい。合衆国側はいつもこれらの件に関する裁判権を要求するのだ。(1967年の地位協定施行以来、98%がこのように処理された。)
代表団は、
- ムン・ジョン・ヒョン神父(PAR-SOFA常任共同代表)
- リー・ヒュン・ソク(PAR-SOFA、平和を築く女たち)
- ビュン・ヨン・シク(PAR-SOFA、国際連帯のための韓国人の家)
- キム・ヨン・ハン(PAR-SOFA)
- チョイ・チェ・フン(国際連帯のための韓国人の家)
団を代表するのはカトリック司祭で30年間にわたって韓国民主化、労働運動の活発なリーダーであったムン・ジョン・ヒョン神父。
「1991年に私たちは交渉の過程で地位協定の改訂を求めたことがあったが、当時はこの要求を強力に推し進める人民の運動がなかった。結局以前の地位協定よりもさらに悪いものができてしまった。今や多くのさまざまなグループが、地位協定の問題がいかに重要かを認識しはじめた。地位協定の真の改正のためにこの機会を逃すわけにはいかない。」
私たちの要求
- 暴力犯罪の韓国人犠牲者に公正な補償を
国内の警察、検察、司法当局に対し、刑事司法過程のすべての段階すなわち捜査、裁判、刑の執行の段階において刑事司法権を保障せよ。現状ではアメリカ人容疑者は刑の宣告にいたるまで合衆国基地内で自由の身でいられるため、韓国警察当局が証拠収拾を行うのに困難を来している。また合衆国側はいつなんどきでもこれらの件に関する裁判権の移譲を要求する権利を留保している。(1967年の地位協定施行以来、98%がこのように処理された。)
- 韓国人民間人が不服申立てを行いうる公正な機会を保障せよ
国内の裁判所における民事上の主張、訴訟、及び判決結果の執行に関する具体的かつ詳細な手続き規定の整備。現状では韓国市民は米軍の違法行為やそれによってもたらされた損害に対して限定された不十分な方法でしか不服を述べることしかできない。
- 合理的な土地利用政策の実現を
合衆国軍隊による土地使用を認めるにあたっての、その運用、最終的にはその返還に関する合理的な政策、規制、指針の確立。地位協定の下では基地に使用されている土地は賃料無料かつ無期限で、使用目的に関する何らの規制もなく貸し出されている。こうして土地利用計画に関する規制に反して、ホテルやゴルフ場さえもが基地内に建設されている。
- 地位協定に環境規制条項を盛り込むこと
基地における環境汚染とそれによる環境破壊の結果に対して合衆国政府の責任を明確に規定する条文を。
現在の地位協定には、基地に関連する故意のまたは事故による汚染によって生じた環境問題について規定する何らの条項も含まれていない。また、土地の返還に先立って基地の環境を回復すべき合衆国政府の義務についても規定するところがない。こうして合衆国軍隊は何の規制もなく汚染できるわけだ。
- 合衆国軍事基地に雇用される韓国人労働者の労働権
基地内に雇用される韓国国籍の労働者の労働権及び人権の保障。
現状では合衆国基地に雇用されている韓国人労働者は韓国労働法による労働権の保障を受けない。こうして事前通告なしの解雇が行われ、団結権の保障も不十分である。
- アメリカ輸入品の免税措置を軽減せよ
輸入及び課税に関する行き過ぎた優遇措置を廃止せよ。地位協定のせいで韓国税関当局は免税品の検査及び規制ができない。これによって市場は混乱し危険物の流入を防ぐこともできない。
- 韓国人女性とアメラジアンの子どもに対する公正な処遇を
近隣の韓国人との摩擦を軽減するため、適正な文化的規範、性教育についての情報提供を合衆国軍関係者に対して行うこと。合衆国の兵士は性病の伝播を防ぐため定期的に検診を受けるべきである。また、合衆国の兵隊が父親となった子どもたちについてその養育費につき合衆国政府は責任を持つべきである。現在父親からの援助を受けられない子どもたちが一千人以上もいる。
不公正な韓米地位協定の改訂を求める人民行動
住所: Jongdong Bldg., Annex 5th Fl., 15-5
Jong-Dong, Jung-GU, Seoul, 110-120 Korea
Tel no: 82-2757-7386
Fax no: 82-2-757-7383
E-mail address: krsy@chollian.net
Web site: http://sofa.jinbo.net
合衆国連絡先:
Choi Jae-hun (Korean House for International Solidarity),
Andrew Wells-Dang (Asia Pacific Center for Justice and Peace)
Tel. (202) 543-1094
ビエケスの抵抗者、デビッド・リベラ上等兵の件
2000年9月28日
転送して下さい!
自由プエルト・リコ
市民の兵士
267 Fifth Avenue # 901
New York NY 10016
Tel: 212-679-2250
Fax: 212-679-2252
Contact: Tod Ensign, Esq.
関心のあるすべての方へ
ビエケスの抵抗者、デビッド・リベラ上等兵の件について、返信
デビッド・リベラ上等兵がクァンティコ海兵隊基地の海兵隊当局に投降した今、彼らのリベラに対する取扱いについて情報を収集することが重要である。
彼は現在クァンティコの憲兵隊が受け持つ小隊に拘束されている。彼は連日作業任務を負わされており、基地から離れることを許されていない。分隊の士官から我々が聞いたところによると、ある意味ではそもそも兵士が軍を辞めることを防止するために設けられている***から戻って、除隊手続きが完了するまでには通常少なくとも8週間はかかるとのこと。私たちが十分な支持者を集め圧力をかければ、海兵隊にデビッドを数日間のうちに手放させることも可能なはずだ。
できるならば、基地の司令官、ブルース・ノッツオン大尉(バージニア州クァンティコ海兵隊基地)に電話をかけたり手紙を書いたりしてくれ!また憲兵隊長のアップルゲート大佐への電話と手紙も有用だろう。教会や労働組合などの組織の便箋を使ってくれるともっといい!
電話をかけたり、手紙を書いたりするときは、以下のポイントを、(君の言葉で)はっきりさせてくれ!
- リベラ上等兵は、最近のワシントンでの集会にも参加した我々のビエケス爆撃演習反対運動のメンバーである。我々は、彼が不法ないやがらせのターゲットになるのではないかと危惧している。
- リベラをクァンティコに軟禁し続けるいかなる合法的な目的も存在しない。彼は海兵隊でこれ以上働く意思を全く有していない。彼の除隊手続きができる限り早期に処理され、国民の税金及び海兵隊の資源が無駄使いされないようにすべきである。
ビエケス大行進
10月1日
海軍、ビエケスの抗議者を逮捕
リリアン・イリザリ(AP)
サン・フアン(プエルト・リコ)(AP)合衆国海軍は日曜日、プエルト・リコのビエケス島の元弾薬庫で軍隊に反対するデモの一環として抗議行動を行った65人を拘束した。
抗議者たちは夜明け前にフェンスの下をくぐって基地内に侵入した、と海軍のスポークスマン、ジェフ・ゴードン大佐は述べた。彼らは不法侵入で起訴されるだろうと彼は述べた。
同日、数千人のプエルト・リコ人が1940年代以来使用されているビエケス演習場からの軍隊の撤退を求めて行進した。
「聞こえるか?闘いに向かう人々の声が!」と青と白のビエケスの旗を振りかざし彼らは叫ぶ。(これはいつもの「ビエケスにイエス!、海軍にノー!」や「かいぐんはでていけ!」というスローガンとはちょっと違っている。)
5月以来、当局は600人以上の抗議行動参加者を逮捕している。400人以上が不法侵入容疑で裁判を待っている。
20マイル×4マイルのこの島のおよそ3分の2を海軍が占有している。ビエケスにおける海軍の駐留に対する反対の声は、1999年4月、海兵隊のF18ジェットが500ポンド爆弾を目標を誤って投下し、演習場内の民間人警備員が死亡して以来、強まっている。
抗議者たちは5月4日に合衆国連邦保安官によって強制的に排除されるに至るまで、演習を止めるために爆撃演習場に泊り込んでいた。
海軍に反対する人々は、演習によって環境が破壊され、島の経済発展が阻害されているのみならず、住民が健康被害を受けていると主張する。海軍当局は、彼らの主張は誇張されており、演習は国防のために必要であると述べている。
クリントン大統領は、西側の弾薬庫を返還し、9千4百人の住民が住民投票によってその撤収を求めたならば、完全にビエケスを手放す、と約束した。その投票は2002年中に予定されている。
日本平和会議2000
2000年10月2日
日本平和会議2000(2000年11月30日〜12月3日)のお知らせ
提案などのお願い
親愛なる友人のみなさん
日本の沖縄からの私たちの連帯のあいさつを受け取って下さい。
私たちは、2000年7月のG8沖縄サミットに際して発表された沖縄からの合衆国軍時基地に関するアピールにご署名いただいたみなさん、支持者のみなさんに対して、合衆国の軍事基地に反対するこの地球規模の連帯のつながりを継続し深めるために、このお手紙を書いています。
私たちは日本平和会議2000を、来る2000年11月30日から12月3日にかけて沖縄の那覇市で開催することをお知らせしたいと思います。これは私たち平和委員会の呼びかけにより、全国から平和運動家が集まって行われるもので、労働組合の全国組織、地域平和運動団体、青年学生組織、女性組織など70以上の団体が共同で開催するものです。およそ2千5百人の参加者が見込まれます。
会議においては平和に関するさまざまな議題、例えば、軍事同盟と基地、軍縮、民主主義について、中でも沖縄に建設予定の新しい合衆国海兵隊基地の緊急の課題などが討議されます。そこではまた新たな世界情勢の中での、平和な21世紀に向けた我々の戦略が討議されるでしょう。新たな世界情勢、すなわち、アセアン諸国や近時の朝鮮半島の南北首脳会談などに見られるように平和への傾向が強まる一方で、日本政府は依然として、合衆国との「防衛協力」新ガイドラインの下、アジア外交に関して好戦的な態度を取り続けています。
会議の予定としては、2日間にわたる国際シンポジウムが、合衆国軍時基地の被害や犯罪に対する運動の経験や情報を交換し、国際的な協力体制、ネットワーク作りを実現するために、企画されています。以下の発言者が予定されています。
- ジョゼフ・ガーソン(アメリカの友奉仕委員会)
- ルイサ・モルガンティーニ(イタリア、欧州議会議員)
- リム・サン・ジン(大韓民国、グリーン・コリア・ユナイテッド)
- イスマイル・グァダルペ(ビエケスの救援と発展のための委員会)
- 日本代表(日本平和委員会、沖縄)
このシンポジウムの成果が真に地球規模に実りのあるものであるために、この企画に向けたみなさんのご提案を、あるいはメッセージやど意見などを求めます。私たちは当シンポジウムに関する英文のレポートにいただいた提案を付記してお送りいたします。
メッセージ等に関しては、日本語への翻訳作業が必要ですので、11月15日までにご送付いただけると幸いです。みなさまの心のこもったお返事をお待ちいたしております。
よろしくお願いいたします。
スダ・ヒロシ
日本平和委員会代表
日本平和会議2000実行委員会を代表して