- ビエケスに連帯する「バーチャル・シットイン」へのお誘い(2001/06/13)
- 海軍、ビエケスでの爆撃演習再開(2001/05/31)
- 海軍の演習に抗議したかどで、シャープトン氏、90日間投獄(2001/05/24)
- ビエケスからの緊急の呼びかけ(2001/06/03)
- 市民的不服従と、支援行動に参加して下さい(2001/06/04)
- ある抗議参加者からのメッセージ、獄中からビエケスへ(2001/05/16)
ビエケスに連帯する「バーチャル・シットイン」へのお誘い
2001年6月13日午前9時(東部標準時)開始。24時間営業、
ビエケスに連帯する「バーチャル・シットイン」・http://www.freespeech.org/provieques(英語・スペイン語)
に、あなたも参加してはいかが?
合衆国海軍が軍事演習を止め、ビエケス島から撤退することを求める要求を支持しよう!「イスラ・ネーニャ(赤ん坊の島)」ビエケスの着弾地を占拠しているプエルト・リコ人活動家たちの、現実の身体に私たちの「バーチャルな」身体をつけくわえよう。新たな形式の運動でメディアの注目を集めよう!
合衆国政府に伝えよう!、ジェット機が轟音を上げて頭上を飛び交うことがなくなる日まで、海岸やサンゴ礁が破壊されることがなくなる日まで、弾丸や容器に残留する劣化ウランによって高い発ガン率に苦しめられることがなくなる日まで、「事故」によって民間人が死亡することがなくなる日まで、ビエケスの人々は決して沈黙することはないんだということを!
「もうただ一発の爆弾も要らない!ビエケスに平和を!」この叫びに、私たちの声をつけくわえよう!
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海軍、ビエケスでの爆撃演習再開
ロイター
2001年5月31日(木)
サン・フアン、プエルト・リコ、5月30日―合衆国海軍は、プエルト・リコのビエケス島における新たな軍事演習を6月13日から計画していると、自治領プエルト・リコの知事は語った。
これに対してシラ・マリア・カルデロン知事(民主党)は、ビエケス島が合衆国軍の爆撃演習場として使用されることを望んでいるか否かを示す、ビエケス住民による投票を呼びかけるとしている。
2年以上前の誤爆による警備員死亡事故以来、この合衆国自治領では、その東岸の沖合に浮かぶ33,000エーカーの島を海軍が爆撃演習場として使用されていることに対する広範な抗議行動が噴出している。
ビエケスは60年にもわたって爆撃演習場として使用されてきた。海軍によるとそれは合衆国軍の即応性にとって死活的な重要性を有するとされ、しかし住民にとっては大気や水質、健康に対する破壊であるとされる。
海軍からの書状を引用しつつ、カルデロン氏が語ったところによると、18日間に及ぶ演習が6月13日以降開始されるだろうとのことだ。
「海軍の告示は住民感情を著しく傷つけました。この闘いは私たちの抵抗に対する統一的な意思を試すものになります。今や、私たちは今まで以上に強固に私たちの立場を守らねばなりません」とカルデロン氏は言う。
自治領の国務省に対する書状の中で海軍は空域からの爆撃演習及び海洋上での軍事演習、海対地の射撃演習が今回の演習に含まれることを明らかにしている。
ビエケスにおける演習の主要部分は海対地射撃演習であるが、これはプエルト・リコの沿岸域における騒音を制限した法に反しているとして、目下自治領における裁判の核心に関わる論点となっている。
大統領命令及び議会の立法は、ビエケスの住民が2003年5月1日付の海軍の撤収を求めるか、それとも5千万ドルの経済援助の引き換えに無期限の駐留を認めるかの、住民投票を11月6日に実施することを明らかにしている。
カルデロン氏は、ビエケスの9千6百人の住民に対して以上2つのオプションに加えて演習の即時停止を求める第3の選択肢を含めた住民投票を呼びかけるとしている。
90日以内に実施されるとする住民投票の結果は連邦政府に対する拘束力を有さないが、ビエケス住民の声を世界は聞くべき時が来ているとカルデロン氏は述べる。
1999年4月の、民間人警備員デビッド・セインズ・ロドリゲス氏の死亡事故以来ますます強硬になってきた爆撃演習に対する反対運動の一環として、何百人ものプエルト・リコ人が演習場に侵入したかどで逮捕されている。
海軍の演習に抗議したかどで、シャープトン氏、90日間投獄
ビエケスからの緊急の呼びかけ
ビエケスの救援と発展のための委員会
COMITE PRO RESCATE Y DESARROLLO DE VIEQUES
(Committee for the Rescue and Development of Vieques)
Apartado 1424 Vieques, Puerto 00765
Tel. (787) 741-0716 Email bieke@coqui.net
2001年6月3日
ビエケスから暖かい連帯のあいさつ。ビエケスにおける次なる市民的不服従行動に参加しようと思っているみなさんは、できるだけ早くemailか電話(787 741-0716)で連絡をとって下さい。
立ち入り禁止区域での行動だけではなく、ビエケスやプエルト・リコ本島、合衆国本土で実行することのできる支援活動はたくさんあります。あなたの意向を伝えてください
- 6月13日からビエケスにやってきて「平和と正義のキャンプ」での活動に参加する。
- CRDVにカンパを送る。
- ビエケスの平和を守る次なる行動に必要となる装備や物品を送る。
なるべく多くの方が私たちとともに着弾地に入ってくださることをお願いするとともに、こちらでは以下のものが必要です。
- 電池(AA、C、Dタイプ)
- 懐中電灯、非常に小さなもの、普通の大きさのもの、大きなもの
- 簡単な通信設備(1マイルか2マイル程度とどくトランシーバー)
- 小型双眼鏡
- そして、・・・ビエケスの平和のための、たくさんの、たくさんの祈り。
ありがとう
連帯のために、闘いの中で。ビエケスにて。
ロバート・ラビン、CRDV
4 June, 2001
市民的不服従と、支援行動に参加して下さい
転送:ある抗議参加者からのメッセージ、獄中からビエケスへ
2001年5月16日
アウレオ・E・リベラ
ビエケスの最近の抗議行動参加者に対して連邦裁判所がどれだけの刑を科すかが、最近の話題。独立党党首のルーベン・ベリオス氏ともう一人の常習犯に対しては4ヶ月、初犯の場合2ヶ月。だから私の場合、担当の裁判官にもよるが、いずれにしても2ヶ月と4ヶ月の間の刑になるだろう。セントラル・パークの芝生の中に入ったくらいの罪にもたとえられる軽犯罪に対して、これだけの刑なのだが。でも私たちはみんな知っている。ビエケスのフェンスを越えて基地に一歩踏み入れることは、プエルト・リコの人権と主権を防衛するための決定的な一歩であることを。それゆえに合衆国政府は私たちをおびえさせて、屈服に導こうとしているのだ。こんなに何年もが経過しているのに、どうして彼らはこんなにも物分かりが悪いんだろう。
私が逮捕された時家族が、借金や食費のことで困らないようにお金の算段もしてきた。多少のたくわえもあるし。商売は駄目になってしまうだろうが、そんなことはたいしたことじゃない。出てからやり直すまでだ。妻も多少の年金があるから、ことわざに言うように「時間がないなら罪を犯すな」などといわれる筋合いはない。もちろん私たち抗議行動参加者は、何らの犯罪も犯していない。海軍が占有している場所に平和的に立ち入り、彼らの権力濫用を止めようとしただけだ。ビエケスの兄弟姉妹たちの権利を守るために。そのために獄につながれるというのなら、どうぞやってくれ。
敷地内に立ち入ったすべての仲間は、もちろんこれが遊びでないことを知っている。私たちとともに抗議行動に参加して逮捕された一人は先週肝臓疾患のために死亡した。カルロスさんは44才のカグアスの学校の先生で、教員組合のメンバー。彼は獄中でハンストをしたが、連邦拘置所の看守は、ハンストをやめさせるために、24時間以上にわたって彼に水を与えなかった。彼が釈放されてからほどなく死んだのは、この事が彼の肝臓に悪影響を与えていたからだろう事は明らかだ。大学教授のカルロス・アラさんに対しても、やつらは同じ事をした。でも彼は回復して今も健在だ。
自由の代価は高い。もうこれ以上、誰も、命というあまりにも高価な犠牲を払う必要がないことを望む。でもビエケスが平和を獲得できるのなら、喜んでその犠牲を払うよ、というのがすべての市民的不服従行動者の気持ちなのだということは、間違いない。パス・パラ・ビエケス!ビエケスに平和を!
アウレオ