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海外からのメッセージ



2002年1月30日

わたしは名護市長に立候補された宮城やすひろさんを支援するために、沖縄におけるアメリカ合衆国の軍事的拡張主義に抵抗するあなたたちの運動を支援するために、このお手紙を書いています。
世界中のどこにでも、平和を求め、地球を保全し、取り戻すために日々闘っている人たちが、あなたたちの友達がいるんだということを、忘れないでください!

(ニューヨーク・アメリカ合衆国から)


宮城やすひろさんが選出されることの重要性
2002年1月30日

ときとして日本の選挙が、お金や、東京の中央政府や合衆国大使館からの圧力によって左右されてしまうことは、よく知られています。金権政治の長い歴史があります。最も近い例としては、大田氏を沖縄県知事の座からおろすために当時の首相小渕氏が自民党の候補者に対して大量の資金を用いたことがありました。そして長年にわたって、合衆国もまた、沖縄など、日本の選挙に影響を及ぼすために資金を投入してきたのでした。
名護市長を選ぶべき来る2月3日の選挙においても、そうなるかもしれません。ですから日本のどこであっても、民主的意思決定過程について楽天的でいることはできないのです。

にもかかわらず、来る2月3日の選挙で宮城やすひろ氏が選出されるとすれば、それは東アジアの平和を望む者にとって、大きな勝利となるでしょう。すでに38のアメリカ軍の基地を擁している沖縄に、また一つ新たな基地を作ろうというアメリカと東京の政府の計画をとめることができるのです。そしてそれは、1月29日の両院に対するブッシュ大統領の演説にもあるような北朝鮮に対する戦争挑発、フィリピン国内におけるアメリカ軍の軍事拠点の再確立、台湾をめぐる中国との紛争の助長、またニューヨークのテロ事件以来の反イスラム感情を利用したインドネシアへの内政干渉、等々の動きを、減速させることができるでしょう。
沖縄はアメリカのこれらすべての危険な軍事的冒険主義にとっての主要な出撃拠点となっています。宮城さんが市長に選ばれることで、これらの動きを抑制することができるし、おそらくは日本本土においても、「安全保障」条約と呼ばれる体制が、実は自らの「安全」を脅かしているに過ぎないことに人々が気づくきっかけとなるでしょう。

これは東アジアの平和にとって最後のチャンスかもしれない。宮城やすひろさんへ支持票を投じられることをお願いします。
名護に計画されている新航空基地は、不要かつ愚劣、環境にとっては壊滅的であり、常軌を逸しているといわざるを得ないほどお金がかかります。そして何よりもそれは、琉球列島の全域をアメリカの戦争政策に引きずりこんでしまうという点で、沖縄の人々すべての生活を脅かすものとなります。
アメリカと自民党の選挙買収にもかかわらず、宮城さんは1997年12月の住民投票の結果を尊重するでしょう。彼こそ、時代が求めている人だと思います。

こころをこめて

チャルマーズ・ジョンソン
日本政策研究所・所長
カリフォルニア・アメリカ合衆国


平和を愛するウチナンチューのみなさんへ
2002年1月25日
辺野古の基地建設計画に関する事態の進展についてうかがってとても悲しい思いがしました。平等に取り扱われることを要求したみなさんの意思に対して、私たちの政府がこんなにも無関心でいられるなんて、合衆国市民のひとりとして、恥ずかしく思い、また怒りを感じます。ヒガテツヤ氏は自らの選挙区有権者の意思を尊重し、そのためにできる限りの努力をすべきだったんです。それなのに、彼は有権者を裏切り、代表者としての責務を果たすことを怠ったのです。とても悲しいことです。
ミヤギさんが今回の選挙に出馬されたこと、そしてジュゴンとヤンバル、ウチナーを守るための活躍に拍手を送りたい。ぜひうまくいくように願っています。
基地のない未来を思い続けることを決してやめないで!それは必ず実現します。あきらめないでください。あなたたちの希望は、よりよき世界を実現するためのもの。ウチナーを戦争と恐怖によって害してきた軍事主義と占領よりも、ずっと尊いものなのですから。
愛と連帯の気持ちをこめて

アンナ(オレゴン、アメリカ合衆国から)


名護の有権者のみなさんへ、「アロハ」と「ハイサイ」をハワイから
2002年1月28日

あなたの島と同じように、植民者の帝国の軍事基地によって文化的なジェノサイドと収奪に直面しているもう一つの島国からの手紙です。名護のみなさんが未来と、現在と、そして過去の世代の人たちのことを思い、投票をされることを心からお願いするために書きました。

未来の世代のためには、沖縄を平和で健康な島として残してあげて下さい。大気や土壌や海が有害な化学物質で汚染されることなく、固有な生物種が絶滅してしまうことなく。
彼らが安全に生きていけるように考えてあげて下さい。「宮森小学校」や「えひめ丸」、軍事演習による数え切れない被害者たちの列に、彼らを付け加えないようにして下さい。
ウチナンチューが過去と現在において負ってきた不正義を、未来の世代には覆いかぶせないでください。彼らに希望を与えて下さい。ワシントンと東京にある外国の政府の身勝手な政策に翻弄される悪循環を断ちきり、自由に生きる未来、彼ら自身の自己決定による尊厳に満ちた未来への希望を。

今を生きる世代のためには、軍隊の駐留に起因する事故や犯罪、強姦、暴行、放火、・・・そんな不幸な出来事のない沖縄を作ることを考えて下さい。あなたの住居のすぐ近くに他国の軍隊を誘致するという事実の危険性を考えて下さい。あなたはあなたの家族を、核兵器を含む大量破壊兵器にさらすことになるのですよ。しかも、過去にもそうであったように、その存在はあなたに知らされることもなく。
軍事基地を抱えて、それに対する東京の政府からの補助金をもらって、なおかつ沖縄は依然として最貧県ではないですか。この状況を変えましょう。自立を考えましょう。私たちの祖先はこんな言葉を残してくれたではないですか:「ぐまゆく・うふすん」(一時の利益は、長い目で見れば結局損になる)

過去の世代のためには、決して祖先の意思を敬うことを忘れないでください。私たちの祖先は国際的な紛争を解決するために戦争ではなく外交的手段を選びました。私たちの祖先は「ヌチドゥタカラ」という言葉を大事にしてきました。
金銭や財産ではなく、命こそもっとも尊いものだという意味です。私たちの文化を守ることで祖先を敬うことを忘れないでください。アメリカ合衆国が主導するグローバリズムという名のモノカルチャー(単一文化)化、産業社会が生み出したもっとも暴力的で軍事的な文化に押しつぶされないで!

この問題は沖縄だけの問題ではありません。国際的な問題なのです。あなたたちの意思決定が、多くの他の先住民、植民地化された人々の、平和と自決権と正義(それがなければ繁栄も意味がないでしょう?)を求める共同の闘いに否応なく影響を及ぼします。
沖縄北部にはまだ豊かに残されている生態系と文化を、世界の多くの地域は失いつつあるのです。

一人の「二世」沖縄人としてみなさんに訴えます。ウチナンチューの一人として、そればかりではなくまたアメリカ人の一人として、かつてアメリカ軍で働いたことのある者として。
わたしもかつてはもっとナイーブでしたが、文化的な伝統を研究したり、経験したりしたことでわかってきたことがあります。私たちがだまされやすくなっているのは、強力な政府や政治家たちの策略が上手なだけでなく、私たち自身が恐怖というトリックにからめとられているからなのです。
ハワイの住民の一人として、わたしは、ハワイ先住民が被ってきたような裏切りと不正義を、あなたたちもまた押し付けられてしまわないように警鐘を鳴らしたい。世界中の先住民が直面しているこのような運命に対して、全力を挙げて抵抗されることをお願いします。

2001年9月11日の悲劇を利用したあらゆる恐怖のレトリックにだまされないでください。合衆国による世界の軍事支配の象徴であるペンタゴンと、同様に、合衆国の世界経済支配の象徴である世界貿易センターへの攻撃は、アメリカ合衆国の世界支配に対する報復でした。アメリカという帝国が、その権力と資源と市場を守るためだけに、多くの流血を引き起こす。そんな帝国を支持しないでください。
日本の政府や合衆国の政府の言うことを信用する前に、アイヌや、あるいはアメリカ大陸の数限りない先住民の負ってきた運命について考えて下さい。「テロリズム」とは何なのかがわかるはずです。

アメリカ軍の「銃剣とブルドーザー」によって、命を落とし、土地を失った人たちのことを思い起こして下さい。この57年間の間、合衆国がウチナーを占領する口実が、中国の脅威、北朝鮮の脅威、ベトナム戦争、冷戦、「テロリズム」・・・、いかに都合よく変ってきたかを思い出して下さい。
時代は変り、言い訳も変りますが、その「力」への欲望だけは決して変っていないのです!彼らは「15年期限」という沖縄県の要求を笑い飛ばします。あなたたちの不安もなにも、同じように笑い飛ばしてしまうのです。そうでなければ、彼らの政策があなたたちの利益にかなっているなどと信じ込ませようとしたりさえする。 「ちゅー・くわいらー・あな・たーち・ふり」(うそつきは自分だけでなく他人の墓穴も掘る)

ここに掲げたようなことをもう一度考えていただくことをお願いします。あなたの良心に従って投票して下さい。イッペー・ニフェー・デービル(ありがとう)。

ピート・シマザキ・ドクター
ワハイ・オキナワ・ピース・ネットワーク


2002年1月25日
WE ARE WITH YOU
セカイハ、アナタノ、ミカタ!軍事化、つまり環境と人権に対する破壊。これに抵抗しよう。立ち上がって声を上げよう・・・。
平和のために


2002年1月20日
宮城やすひろさんを支持します
アロハ!沖縄の状況について、少しだけですが知ることができました。ハワイからこのお手紙を書いています。わたしは先住ハワイ人です。みなさんが直面している問題の多くは、私たちにとっても共通のものです。私たちは、私たちのこの島を非軍事化するためにがんばっています。事態は本当にゆっくりとしか進展しないし、誰も私たちのことなんか支持してくれていないんじゃないかと感じられるときもあります。
宮城やすひろさんが市長になれるように、わたしもまた支持を表明したいと思います。うまくいくように、祈っています。
マハロ・ヌイ・ロア(ありがとう)

ジーナ・マイオーホ


2002年1月19日
「軍隊に依存した」生き方が、根づいてしまう前に
みなさん、こんにちは
みなさんの多くがご存知のように、グアムという島は、合衆国の軍隊に「依存した」生き方というものに、どっぷりとつかってきてしまいました。このライフスタイルは、先住民に対してその外部の軍隊によって持ち込まれたものなのであって、とても空虚なものなのです。
「植民地化された」合衆国国民たる私たちに強要されたこの「依存性」を、私たちは払いのけたいと思う。
何世代にもわたって独自の生き方をしてきた人々に対して、そしてこんな風にして持ちこまれた「軍隊依存性」にもかかわらず生き延びてきた人々に対して、こんな差別的な取り扱いをしてはいけない。

心をこめて
トリーニ・トレス
グアム島の誇り高きチャモロ人女性より


2002年1月20日
私は今までに9回ほど沖縄を訪れたことがあります。名護にも金城実さんと一緒にうかがいました。 沖縄の人たちが先頭を切って、アメリカ軍を追い出していくのを、私たちひとりひとりが、世界中のいろんな場所で、注目しています。ヘリポート建設を中止させようという市長を実現することで、この流れを強力に表現することができます。世界の人民はあなたたちとともにあります。 アロハ!

ロン・フジヨシ(ハワイ)


2002年1月18日
沖縄の基地問題

こんにちは
私はジュリーといいます。たまたまあなたのウェッブ・サイトを見ました。私はハワイに住んでいますが、軍事基地や先住民の土地への権利の問題など、こちらにも同じような問題があります。
現在の状況について、世界中に知らせるために、何か私にできることがあったら知らせて下さい。
私は、私たちの政府がやっていることについて、恥ずかしく思っています。また日本人の血をひく者としても・・・。
沖縄の人々の願いがかないますように。

(ハワイから)


2002年1月18日
宮城さんを支持します

名護市長に立候補された宮城康博さんに心からのあいさつを送ります。
この暗い時代にあって、あなたと名護市民が共有する民主的かつ健全な意思が、よい結果をもたらしたならば、それは一条の明るい光となるでしょう。

あなたたちとともに。

ノーマ・フィールド
シカゴ大学教授


2002年1月18日
グアムから、祈りと連帯を

私たちはグアムから、沖縄の皆さんの平和的生存への希望と、そのための闘いに対して、心からの共感を示したいと思います。
合衆国のものであれ日本のものであれ、「行政権力」は自分たちの欲しい物は、何がなんでも、いつでも、自分の好きなときに手に入れようとします。そして、彼らが「防衛する」または「代表する」と称する当の人民の意思はいつも、お金の言葉($$$$$$!)に書き換えられてしまう。
人民の福祉と、その経済的および政治的な自立への希望は、9月11日の事件を口実として、またしてもさまざまな障害に直面することになります。
宮城さんと、皆さんへ、私たちの祈りと連帯の気持ちを送ります。

「正しい」ことのために、闘い続けて下さい。
「まちがった」ことは、必ず「失敗」します。
「正しい」こと、「よい」ことは、必ずうまく行きます。
私たちの気持ちは、あなたたちとともに、
つまり、平和と愛とともにあります。

こころをこめて
デビー・キナータ
チャモロ・ネーション(グアム先住民族)


2002年1月15日
こんにちは、やすひろさん

辺野古のヘリポート建設に関する最近の情報を知ってとても不安になったので、このお手紙を書いています。
あのような美しい海草やサンゴ礁などの海洋環境に対してこれほどまでも潜在的に破壊的な建設計画というものをほとんど想像できないくらいです。
計画の詳細はまだ公になっていない、どころか、決定もされていないのでしょうが、いずれにしても希少種ジュゴンやウミガメや数々の海洋生物の生息域を侵害し、甚大な破壊をもたらすであろうことは疑いありません。
この計画はまた、地域の観光資源としての魅力を減殺し、社会経済的にも悪い影響を残してしまうでしょう。
ですから、私は、この計画に反対して、名護市長選挙に立候補されたあなたの決断をとても貴重なものだと思います。ぜひとも、うまく行くように願っています。
私は名護市の市民が、1997年12月の住民投票で示したように、投票を通して、再び理性の道を選ぶことを信じています。

(オーストラリアから)


2002年1月16日
みなさんこんにちは。

先住民の権利のための人民機構(OPIR)は、軍民共用空港の建設に反対する沖縄・名護の市民に連帯します。OPIRはグアムの団体ですが、グアムでの米軍基地や軍民共用航空施設の状況は、沖縄ととてもよく似ています。

私たちに何か協力できることがあったら、どうぞおっしゃってください。

Pas yan salut(平和と健康のために)

ルフォ・J・ルジャン(OPIR副議長)
(グアムから)


宮城さんと名護の皆さんへ

ガバン・マコーマック
オーストラリア国立大学
アジア太平洋研究所



いろんな状況が複合して、名護の地方選はかつて前例を見ない重要なものになっている。名護住民の責任は重い。しかし同時に地方、国、国際的にも大きい影響を与えることができる決定権が住民の掌中にあるのも事実である。
宮城氏が圧倒的に優勢に見える岸本氏に対抗して成功する確率は旧約聖書に登場するダビデが巨人ゴリアテに挑戦して名乗りをあげたときよりももっと低い。その背後にアメリカという超大国がひかえている県や国の政府や官僚に支援される岸本氏(ゴリアテ)が一方に立ち、もう一方に宮城氏(ダビデ)と住民グループがいる。
といっても、1997年12月ほぼ同じ問題をめぐり二つの勢力が激突したとき、ダビデはゴリアテを打ち負かしたのである。そういった理由から昔ペリシテ人にとって「ダビデ」と「イスラエル」という言葉がそうであったように今東京とワシントンの権力者たちにとって「宮城」と「名護」という言葉は彼らを戦慄させる。97年の宮城・名護(一般住民グループ)の勝利以後、パチンコ玉のようなもので再び巨人を敗退させてはならぬと日本政府は大量動員し働きかかけてきた。しかし最終的には住民たちに決定権があり、結果は前から決まっているものではない。
2002年極度に厳しい経済状況と、9月11日以後の政治・軍事・社会的状勢に取り囲まれ、選択は容易なものではないが、以下6つの重要な理由から名護住民は歴史のコースを左右するチャンスを手にしていると信ずる。 1995年以来、日本政府は沖縄問題に莫大なお金と精力を注いできたがそれは沖縄の怒りを掻き立てる差別を是正するためではなく、怒りを鎮静させ々の視点を原則的なものから金銭的なものへと移すことにあった。「ダビデ」が「ゴリアテ」を倒すような事態は決して再びあってはならずとし、政府はどんなことがあってもアメリカが要求する巨大施設を断固として建設する決意を固めている。二月の選挙は名護の人々が地域社会の道義と原則を確固として掲げ魂を売らないことを宣言するチャンスである。
2002/01/17

宮城やすひろさんと、名護の友人の皆様への連帯のメッセージ

ビエケス市長 ダマソ・セラノ・ロペス

プエルトリコのビエケス島から心をこめて連帯のご挨拶を申し上げます。
私はビエケス市長として、今回の名護市長候補であり平和運動のリーダーでもある宮城やすひろ氏に特別な思いで支援のメッセージを送ります。60年以上もの間、アメリカ海軍は私たちの島を爆撃し、多大な損害を与え、人々の健康に大きな打撃になる凄まじい環境汚染を引き起こしました。
しかし、私たちの平和的、非暴力主義の抵抗の結果、2003年までには、爆撃演習の停止要求を、クリントンおよびブッシュ大統領が受け入れなければいけないことになったのです。私たちビエケスの人々は、米軍の軍事演習に対する闘争を通して心を一つにするようになりました。
去年の7月、私たちは住民投票を行い、「ビエケスにおける米国のすべての軍事活動を即時停止すること」に70%の人が賛成の意を出しました。しかし、皆様の置かれている状況と同様に、人々が民主的に出した答えをアメリカ海軍は無視しています。
私たちは平和を達成するために今後も非暴力の市民的不服従の闘いを継続します。
私たちは共に動き続けなければいけません。

地球を縦横につなぎ、正義と平和を友とし、暴力と軍事活動の終焉を求めて
ビエケスに平和を!沖縄に平和を!


プエルト・リコ、ビエケスについての情報は
アイランド・カズンズ・ネットワーク

2002/01/18

緊急行動の呼びかけ

平和を支持し、沖縄の意思を代表する候補者を!名護市長選挙への国際的支持を訴える。
住民による請願、巨大な嘉手納空軍基地を包囲した27500人に及ぶ「人間の鎖」、などさまざまな大衆的な抗議行動にもかかわらず、合衆国と日本の政府は、沖縄北部、名護市東海岸の過疎地域に海上軍事施設の建設を押し付けようとしている。
沖縄の10%近い失業率に徴してみれば、沖縄の人々が長年にわたる基地反対の態度(1996年の住民投票に示されたように、わずか8.9%しか基地の存続を支持していない。)を捨てて、基地建設による経済振興に期待をせざるを得なくなったとしても不思議はない。
1997年に行われた名護市の住民投票では、ヘリ基地建設反対票が多数を占めれば、巨額な補助金を取り下げるとの中央政府の脅しにもかかわらず、過半数が反対票を投じた。
政治的および経済的な利害から、現在の沖縄県知事と名護市長は、「軍民共同使用」、「(軍事使用の)15年期限」など、いくつかの条件を課した上で、日本とアメリカ合衆国政府の要求を受け入れようとしている。しかし「15年期限」は日米同盟によって到底受け入れられる物ではなさそうだ。
沖縄の平和と自立を求める勢力の現下の「戦略」は、市民派の市会議員であり、「ジュゴン保護基金」の設立メンバーである宮城康博さんを、来る2月3日の名護市長選挙において、何としても当選させることだ。
宮城さんが当選すれば、ヘリ基地建設に対する名護市の態度を、それを拒否した市民の意思に基づくものに変えるだろう。
それは東京とワシントンの各政府にとってはまた一つ新たな障害となるだろうが、今年行われる沖縄の他の選挙(11月の知事選など)にもとてもポジティブな影響を及ぼすはずだ。
宮城さんへの、また、名護市民へのあなたの激励メッセージはとても役に立つだろう。精神的なものであれ、政治的なものであれ、その他いかなるかたちでも、名護の外部からの声援によって、名護の有権者たちが経済的な脅迫や圧力にもかかわらず良心の選択を行うことを、支えることができる。今回の選挙の動向が、決して名護市民だけではなく、持続可能な発展、自己決定、生態系と文化の保全、国際法、民主的意思決定過程、戦争遂行によってではなく、非軍事化と軍縮による世界平和の実現、これらの問題に直面している人類すべてにとっての関心事なのだということを、名護の人たちに伝えよう!

以下のウェッブサイトを見て下さい、またお友達に知らせて下さい: http://www.cosmos.ne.jp/~miyagawa/nago/mayoral.html
そして、どんなに短いものでもかまわない、あなたのサポート・メッセージを、ここに送って下さい:
nagocnet@hotmail.com

命どぅ宝(イノチハナニヨリモタイセツ・沖縄のことわざ)
ピート・シマザキ・ドクター(ハワイ・オキナワ・ピースネットワーク)


ビエケス、ハワイ、北マリアナ、ディエゴ・ガルシア、「島」であるがゆえに基地の侵害を受けてきた、「いとこ」たちの通信
アイランド・カズンズ・ネットワーク