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黄色い花 雷混じりの強い雨がほぼ一日降り続いた翌日、クロネコ一家の末息子が死んだ。雨宿りしてた軒下で、そのまま倒れてた。既に調子悪かったんだろうな、やせ細ってたし、好物のササミあげても口付けなかったし。

これはもう一匹のクロネコベィビー うちの窓から見渡せる、川沿いの草むらに穴掘って埋めた。隣の庭にいつも咲いてる黄色い花、赤いハイビスカス、「キャネットチップ海のめぐみミックス」がおみやげ。

瀬底大橋 今日突然思い立って瀬底島まで行ってきたの。朝7時から、車で2時間半くらい。一時間くらい魚眺めて、観光客がどやどややってくる頃にはさっさと引き上げた。自分も観光客だったくせにね。

瀬底ビーチ、4年ぶり? いや、凄かったよ。ここはまだ少しちっちゃいけど生きた珊瑚もあってね、もう、腰くらいの深さなのに、ちょっと気持ち悪くなるくらいたくさん魚がいるの。癒された、というかなんか不思議な経験でした。

水納(みんな)島が見える 買ったばかりの海水魚の図鑑もってくの忘れたのが痛かった。後から見るとあれもこれもいたような気がしてわけわからん。

人格障害の時代/岡田尊司 抑うつの本来の役割は、自らに向かい合い、失われたものに対して「喪の作業」をすることである・・本当は、「うつ」が問題なのではない。常に元気で明るいことを善とし、落ち込むことを悪として、抑うつを回避する社会の価値観やありようが・・平凡社新書

ふたたびキンザー裏ビーチ 今日は大潮、満潮から二時間後の午前10時。砂地にテッポウエビと共生するハゼ類など観察。

オクラの花 散歩の途中に見つけた。高橋源一郎「日本文学盛衰史」、柳田国男「海上の道」読み始めた。

うまれちゃった! 変わったガラだなぁ?母にも父にも似てないぞ。どうするの、こんな増やして?なんとかなるやろ、今までもなんとかなってきたんやし・・。真ん中イチコプー、右ニコプー、左サンコプー。

東京の最高気温35°なり 「日本文学盛衰史」はすごいね。啄木が援交にはまったり、田山花袋がAV監督だったりするのに、文学史上の論点がすんなりわかったりする。幸徳秋水の裁判資料に啄木が没頭するくだりには思わず感動。

フィッシュ・ウォッチングに、 奥武島(おうじま)に行ってきた。リーフの内側に突き出した漁港の島、養殖なのかな?モズクが有名。毎日快晴が続いている。仕事は夜しかない。昼間は扇風機つけて猫と昼寝してやり過ごすのもいいんだか、こう晴れていると海に行きたくなる。

うってつけの日 砂地や藻場、岩礁の上に、波で屈折された光の紋様が描かれて、そこをチョウチョウウオやスズメダイ、ありえない色彩の魚たちが横切るのだ。自分の呼吸と微かな波の音しか聞こえない。米軍の戦闘機も自衛隊のヘリも!

浦島伝説 岩礁が突然落ち込んで3〜4メートルの水深になる。離陸直後の飛行機から地上を見下ろしているみたい。底の方で珊瑚に群れ集っている魚たちがはっきり見える。陸に上がって柳田国男を読む。出来すぎだ。

シロちゃん、ごめんね 仕事から帰って来たら、また生まれてた。ココちゃんの二回目の出産。ココビーがなかなか乳離れしてくれなくて、避妊手術のチャンスを失い、こうなった。五匹生まれたらしいが既に二匹は死んでいた。シロとキジトラ、キジトラは食いちぎられてた。母親がするのかな?

名前はまだ、ない 屋上のプランターに埋葬、最近子猫の墓ばかり掘ってる。生き残った三匹のうちシロがもう一匹、三日目の今日死んだ。名前も考えてたのにな。プーが三匹出産、その一週間後、同じ部屋の中で二組の家族なんて群れを作らない動物にはありえないことだ。

ホーム、スイート・ホーム! 母親にはストレスなのかも?ここまで生き延びたんだから、育ってくれよ。家の近くの掲示板に、区画整理についての公告が出ていた。ここはまだ下水も都市ガスもなくて、うちも古い家だからペット可で広さの割に安かったのね。いよいよ二十数匹の生き物抱えて路頭に迷うのか!

完熟マンゴー 動物病院にお中元にビール1ケース持って行ったら、院長先生、代わりにマンゴーくださった。ここに来るとホッとする。鬱が一番ひどかったときも、動物病院と精神病院が僕のサンクチュアリだった。

そして、こんな朝焼け・・ 「新しい生物学」(日高敏隆他・ブルーバックス)、種の保存ではなく、個体の適応度を高めることが進化の原動力なのだ。自分は「滅んでいく」個体なのだと思えば、ほろほろと悲しくもあり、また、落ち着きもする。

名付ける、ことについて また奥武島に行った。満潮から干潮に向かう頃、少し日差しも弱まった夕方、今度は海水魚の図鑑、忘れなかったからね。黒と黄色のまだら、細長くのびた背びれ、これこそ熱帯魚ってやつ、尾びれが黒いからハタタテダイではなくツノダシ、てなこともわかったぞ!

サンコプー、おめめ開きました! 「名前を知る」ってことはとても大事なことなんだ。ムラサメモンガラなんて十年来の旧知みたいな気がするもん。経験は言葉にしないと、伝達できないどころか、自分の中に定着することも出来ないんだな。

二コプー、片目開いてないぞ それはさておき、ココが生んで生き残った二匹の子猫に名前をつけなきゃ。名前のない死者は、弔うことすらできない。

これが、イチコプー 私は、部屋の中を走り回ってる22匹の猫を識別できるよ。名付けるってそういうことなんだな。その意味では、ミスジリュウキュウスズメダイ、なんて「種」の名前がわかったくらいで得意になってる場合じゃないって!

ニコでーす! こんな時代だから、ことのついでに悪態ついてみるけど、一方の極の「悪の枢軸」という言論、他方の極の「イラクの子供たち」という言論、どちらも「名付ける」ということに関して怠惰、もしくは、シニカル過ぎるんだ、と思う。

デコでーす! プーちゃんの子供だから1コプー、2コプー、3コプー。ココは一回目の出産でココビーを生んでるから、今回はニコ、サンコ、ヨンコにしようかと思ったけど、語呂がいまいちだし、一匹死んじゃったし・・。だから、ニコとデコにするよ!

混み合ってますな! 左がココ・ママ、右がプー・ママ。多すぎる、って、わかり切ったこと言うなよ。変態猫オヤジ、国保税最低額、無年金者だけど、がんばるねん!こいつらと一緒に生き延びるねん!

奥武島(おうじま)の夕日 デコちゃんが死んじゃったよ。おっぱいの出が悪かったのかな?急いで粉ミルク用意したけど間に合わなかった。まだ身体もあったかいのに・・。失われたものの「喪」に服すること。死んだ子猫を抱きしめ、割れた茶碗をつなぎ合わせてみる、それが「抑うつ」の「意味」。

クマノミ、見ちゃった! 「ファインディング・ニモ」なんて目じゃない、本物だもん!水深3mか4m、少しは潜れるようになってね、手を伸ばせば届きそうな先に30cmくらいのチョウチョウウオがひらひら。陸に上がっても現実感なくて、「竜宮城」てこうゆう話だったのかな?

海上の道 黒潮で流れ着いたココ椰子の実。柳田国男そのままじゃん!南島研究に関するとこ、読み返したいと思ってる。別に理由はないよ。沖縄の地名とか方言、今なら少しはわかるかなって。だからどうってことはない。「何の役にも立たない読書」が生き甲斐。奥武島にて。

明治は遠く、 高橋源一郎「日本文学盛衰史」以来、「明治」づいてましてね。本当にびっくりするほど「平凡」な、二葉亭四迷の「平凡」、確かに「厭じゃ厭じゃ」ばかり言ってる樋口一葉、目から鱗の発見であった。「樋口一葉『いやだ!』と云ふ」田中優子・集英社新書

ママじゃないよ! ココのおっぱいにしがみつく四匹の子猫。うち三匹はプーちゃんの子供なのに。「御免なさいまし、もうどうでも厭やに・・」、一葉じゃあるまいし、仕事に行くのが本当に厭、「うつ」再発の兆し?

お互い様デス こんどは四匹そろってプーのおっぱい。どちらもあんまり気にされておらぬ御様子。狂気が狂気を誘発する、狂人が狂人を利用する、別に比喩でもなんでもなくて、実際に具体的に、世界はそうできてんじゃないか?って思う。

チェリー一家 一時期姿を見せないでいたが、最近はすっかり居着いてる。ベランダに出ると声をかけてくれ、帰りには出迎えてくれる。台風のときなどは心配。道路にウンチをして近所の顰蹙買わぬよう、スコップ片手に早朝から点検。変態猫オヤジの病状も進行。

老犬 後ろ足がかなり弱くなってきたみたい、おしっこするのも足が上がらないからつらそう。無理もないけど、うちに来てからはや三年近く、その前野良暮らししていたのが少なくとも二年半というから、七歳くらいはゆうに過ぎているのだろうね。安心できる老後を送らせてあげなきゃ!

トロピカルフルーツ特集 土地の言葉で「ばんしるー」という。グァバだ。庭木によく使われていて、牧志の市場では観光客向けに売っているが、地元の人は買うものだとは思ってないみたい。いい香りがするが、味は・・・?

アニマルセラピー こんなものがころころ部屋の中を駆け回ってるんだよ。眠っているとおなかの上によじ登ってきて、歯が生えたばかりで痒いのだろう、僕の指やパンツのゴムをかじったりするのさ。左サンコプー、右イチコプー。

ニコビー 結婚することも、子供を産むこともなく死んだ樋口一葉は「この子」って作品を書いた。子供を持ちたいと思ったことは一度もないけど、私も「この子たち」を見ていると、何が何でも生き延びて、「守ってあげる」みたいな変な気持ちになる、関係ないけど。

ニコプー さすがにこんなに猫が増えちゃうとね、生活が苦しくてね、仕事のこととか、先のこと考えると心配でね。またしばらくすごい「うつ」に舞い戻ってた。考えてもしょうがないのにね、でも考えてしまうのが病気なんだけどね。

姉妹 上ニコプー、下イチコプー、性器がちっちゃくてよくわからんがたぶん女の子だと思う。「猫慣れ」してきたんだろうか?最近は野良猫でも、顔見ただけでオスかメスかなんとなくわかるの。

虹だ うちの屋上からはこんなものも見える。沖縄サミットの年、最終日、激しい夕立が降って、名護の瀬嵩(せだけ)の海にでっかい虹がかかった。「グッド・サイン」だとハワイのピート君は言った、昔の話だ。

チェリビー 二階のベランダの手すりなんだよ、怖くないのかな?チェリーの子供、オス。後ろのヤシの木がそれらしくて、いいでしょ?

ショーコちゃん 多分、メスだと思う。チェリーの子供なんだけど、チェリビーに比べるとちょっとちっちゃいし、態度もつつましい。アメリカン・ショートヘアー風の柄なのでこういう名前にした。

台風一過 すごい台風だった。925HPも凄いけど、時速10キロには参った。丸二日間の暴風。外の子猫たちが心配だった。風の音に混じって泣き声が聞こえる気がしてね。よかった!ショーコちゃんとD2。

台風の威力 川沿いのホウオウボク、全部なぎ倒されてた。マメ科の木、亜熱帯では、マメも巨木となる。

D2(ディー・ツー) うちのDDとよく似てるので、こんな名前にした。この子の兄弟は前の台風で死んだ。ヨーグルトが大好きなので、おなかの調子よく、ウンコも固いから、近所迷惑にならず、GOOD!

ひっこし 台風をきっかけにして、つまりベランダから犬たちが姿を消している間に、ここが気に入ってくれたみたい。

チェリビーも ベランダの手すりが気に入ってるようだ。眠っても大丈夫なの?台風が過ぎた後、犬の散歩に行くと、あちこちから犬を連れたおじさんたちがやはり久しぶりの散歩に出てくる。のどかで平和なひと時。

シロ 台風の間中、部屋の中で猫たちと同居していたので、ちょっと不機嫌。老人だからね。

また、こんな夕焼け シロがしばらくおなか壊しててね。激しい血便だったんだけど、心配だったけど、今すごく貧乏で、お金のことがもっと心配だったから、お医者さんに行かず絶食とビオフェルミンで治そうと思った。一週間ぶりに「快便」!うれしかったな!

地中海みたい、じゃない? うちの屋上に向かう階段。チェリビーとショーコちゃんの昼寝。チェリー・ママはすでに次の子猫を生んだらしい。時々やってきては食事の「テイクアウト」を要求するものだから、また、この子達のときみたいにささみを用意。

やっぱり、ハイビスカス チェリーはささみをくわえると、自分の上の子供たちにさえ目もくれず一目散に子猫のもとへ走っていく。子猫の隠し場所を気取られないよう、回り道したりもするんだよ。見てるとなんか胸が熱くなってね。

少し秋らしくなった、空 もう4年くらい「本土」には帰ってないから、むこうの秋空ってどんなだったか、思い出せない。はじめて沖縄にきたときは、雲の流れがあまりにも速いのにびっくりしたものだった。

公園のホウオウボク 街路樹などに使われるマメ科の巨木。夏の初めかな?てっぺんに赤い花をつける。口コミで舞い込んできた話がうまく運んで新しい仕事にありついた。「赤貧」状態は少し改善するかも。

ディーツーとショーコちゃん とうちゃん仕事が増えたから、あんたたちにもこれからも、ちゃんとご飯出してあげれるよ!車に気をつけるんだよ!

チェリーズ・ニュー・ベィビー 今度のお産では一匹だけ生き残ったみたい。こんなちっこいのが道路をちょろちょろしてるから心配だよ。目が炎症を起こしているので、うみを取り除いて目薬差した。母チェリーは横で見守っていたから、信頼されてるのかも。ちょっとうれしい。

チェリー一家 チェリーとは付き合い長いからなぁ。他人とは思えん。来ない日があると心配で心配で。母親の姿が見えないので、階下のおばさんが子猫にミルクあげてくれてた。近所に愛されることが何より猫のしあわせ。ありがたいことだ!

おまえ、誰やねん? 台風のときチェリー一家に使ってもらおうと思って、ベランダに隠れ家作ったの。気が付いたらこんないかついオス猫が住み着いてる。いいよ。猫に分け隔てはしないよ。すっかりにぎやかな二階のベランダ。

ラガー・トールグラス、700円 国際どおりのヘリオス・ビアパブ。玉城村に工場のある地ビール。新しい仕事が決まったので、取らぬ狸の給料で祝杯をあげたわけだ。街中に職場があるのはいいね!くせになりそう。

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