β-フルクトース(ピラノース型)	β-フルクトース(ピラノース型) 左右反転

α-グルコース	β-フルクトース(ピラノース型) 左右反転

【図1】
α-グルコース	β-フルクトース(ピラノース型) 左右反転

α-グルコース	β-フルクトース(ピラノース型) 左右反転、さらに上下反転

【図2】
α-グルコース	β-フルクトース(ピラノース型) 左右反転、さらに上下反転

【図3】

スクロース

スクロースの各種表記法

• スクロースは、α-グルコース(1)-β-フルクトース(ピラノース型)(2)、と、相互の｢還元端｣のヒドロキシル基から脱水し、グリコシド結合を作って得られる二糖類である。だから｢還元性｣を示さない。
• 【図1】のように、α-グルコースを左側に置き、β-フルクトース(ピラノース型)を左右反転させて右側に置くと、このまま接近させてもヒドロキシル基同士が「向かい合う」ことができないように思える。
  上の表の一番右の表記は、これを前提に描いているようだが、やはり少し無理があると思う。
• 【図2】のように、α-グルコースを左側に置き、β-フルクトース(ピラノース型)を左右反転させた上で、さらに上下も反転させて右側に置くと、うまくいくように思える。
  
  でも、フルクトース単位の環状部分の酸素が手前に来てしまうので、デザイン的に問題があるかもしれない。
• 実は、【図1】の状態から、
  • α-グルコースを
  • β-フルクトースを
  に少し回転させて重ね合わせると、【図3】のようになり、一番右側の表記も、あながち「嘘」ではないことがわかる。
• でも、その辺の誤解を避けるためであろう、大学の教科書や一般書では、左や中央のような表記になっている。

【図1】
α-グルコース	β-フルクトース(ピラノース型) 左右反転

【図3】

スクロース

スクロースの各種表記法・追加