楕円楕円
放物線放物線
双曲線双曲線
  • xy平面上の、原点中心、半径aの円を底面とし、(0,0,b)を頂点とする円錐Vを考える。
    (a0,b0)
  • Q(acosθ,asinθ,0)    (0θ2π)
    R(0,0,b)
    とすると、円錐の側面上の任意の点Pは、
    =t    (tは任意の実数)
    と表すことができる。
    したがって、
  • 次に、原点を通り、yz平面上の単位ベクトル

    を法ベクトルとする平面αを考える。
    αの方程式は、
    すなわち、
    α  :  
    である。
  • Vαとの交線を求めたい。
    に代入して、

    すなわち、

    tについて解くと、

    よって、
  • 次に、平面α上に、次のようなXY座標をとる。すなわち、

    yz平面上の点(y,z)は、Y軸上の ycosφ-zsinφ に投影される。
    すなわち、変換、 において、 である。すなわち、

    平面αを決定すれば、φは決まる。定数φに対して、θを媒介変数とするXY平面上の曲線が、Vαによる切り口である。
  • θを消去する。

    これは、cosθ,sinθに関する連立1次方程式であるから、


    こうして、

    ・・・(1)
    が得られた。
    ここで、Y2の係数について、分類する必要が生じる。







    1. のとき
      すなわち、

      これは、母線に平行な平面αで切る場合にあたる。

      これは、放物線である。

    2. のとき




      これは、楕円である。
      中心
      短半径
      長半径

      (特にφ=0のとき、中心(0,0),半径aの円である。)


    3. のとき



      これは、双曲線である。
      中心

      漸近線の傾き

      したがって漸近線の方程式は、




      この式の左辺は、φπ/2で、次のようになるから、

      円錐の底面の中心を通り、底面に垂直な平面で切った場合、双曲線は、次のような2直線に収束する。



















      X軸との交点


      Y軸との交点






      特にφ=π/2のとき、2直線を表す。