数理統計学の教科書をぱらぱらと見ていたら、完全順列の個数の求め方が、こともなげ(笑)に出ていた。もっとも、これは証明にはなっていなくて、帰納的な類推に過ぎず、では、そのあとを数学的帰納法で証明すればよいではないか?、とやりはじめて見たが、頓挫した(笑)。「類推」の場面まで、紹介する。
「1」から「n」までの自然数が書かれたカードを左から順に並べていく。左から順に第1位、第2位、・・・、という具合に名付けることにする。
k位までのカードの数字が、kに一致しているような並べ方の方法全体の集合をAkと称する。