また、知らなかった(笑)。「引きこもり」が一層悪化して(笑)、犬の散歩にすら、およそ、「外」に出ることができない日々が続いていて、今年の梅雨はほとんど「から梅雨」だそうで、北部の貯水池の水位もどんどん下がっていて、この先夏場の深刻な水不足が心配される、という話は聞こえてきていたが、というのは(笑)、沖縄本島の南半分は、何度も言ったが、隆起サンゴ礁由来の地盤で、石灰岩というのは、
CaCO3+CO2+H2O←→Ca2++2HCO3-
と、空気中の二酸化炭素と水分と反応して容易に溶けてしまえるから、その節理は「ポーラスporous」、つまりスカスカで、保水性が極めて低い。だから雨水もあっという間に海に流れてしまうから、人口密集地である「南部」の水需要はすべて、非石灰岩性の堆積岩の基盤をもつ「北部=やんばる」の山間部の貯水池に依存せざるを得ない、という、これまた一つの「南北問題」を形成しているのだが、何の話だっけ?そうそう、樋口一葉の真似をして(笑)、「句点」のない文章を続けてみたくなったら、訳が分からなくなったが、それでも、うつ病患者にとっては、太陽光の恩恵が何物にも代えがたいようで、昨日、午後からは雨が降ったが、ほぼ梅雨明けだそうで、そんな風で少し気持ちも上向き(笑)、ようやく犬の散歩の務めも果たし、本当に久しぶりに、カメラを携えて、花や鳥や虫を「眺める」ことさえできるほどの高揚感があったのだ、その途中、F某と思しき戦闘機の、それは少しも珍しくない日常の「サウンドスケープ」だが、それにしても、やや「只ならぬ」感じの爆音が降ってきて、すわ、ま・た・、事故かよ?と、努・め・て・(笑)冷笑的に、空を見上げてみたりもしたが、どうやら、実際、事故だったようなのである。以前、オスプレイが中部の海岸地帯に不時着したときも、その直前、やはり犬の散歩の途中(笑)、異音を発する機体を目撃した。そんなことは、少しも「自慢」にならないのに、そういう、ある種の「はしゃぎ方」ができるようになったのは、私がこの土地にようやく「馴染んだ」証であると同時に、もちろん、「見たくないもの」を、見なければならない「精神的外傷」に対する「躁的防衛」の機序であることも、付け加えるまでもない(笑)。で、冒頭の話であるが(笑)、新聞もとらず、テレビももたず、インターネットも、「時事」に関わるようなものは決して見ない(笑)、ことにしているから、今日になるまで知らなかった。海上保安庁のものとおぼしきヘリコプターが、日頃おなじみのCH53などとは音が違うのですぐわかる(笑)、いやにやかましいので、ま・た・、何か起こったのか?と、思わず、地元紙のサイトを参照してみたのだ。
で、そんな訳で知ることになってしまった(笑)F15の墜落現場が、「那覇市の南方80kmの海上」、とのことなので、早速、調べてみることになった。やはり、梅雨明けのせいか(笑)、やや「躁状態」が続いているようではある。
何年か前、池上永一「テンペスト」を読み耽っていたとき、嗚呼、 #高江 も #辺野古 も、ない、少なくとも私にとってはね、遠い昔に思えるな、石垣島に島流しになった真鶴が、首里王府を懐かしみ、最高峰於茂登岳に駆け上り、北東の方角を望んでみたが、島影一つ見えなかった、というくだりがあり、確かに、標高500メートルの山頂から見渡すことのできる「視野」は、半径80kmに過ぎず、石垣から沖縄本島まで、ほぼ四百キロ、ご覧のように、本当に「島影一つない絶海」なのである、ということは、確認済みであった。おぼろげな記憶だったので、もう一度計算してみることにしたまでだ。図の中央部分が、おそらく「那覇市南方海上80km」あたりになるだろう。



確かに、航空写真で見ても、海以外、何もなさそうな、場所なのである。この島の北側には、那覇と与論島の距離が百キロ余り、那覇と国頭の距離が八十キロ、ということだから、北端の辺戸岬から与論島は、平地からでも見える筈、奄美大島まで三百キロくらいはあるものの、ご覧のように、その間には、飛び石のように、島々が配置されているのに対して、南側、沖縄本島と宮古島とを隔てる「絶海」の距離は、北はサハリンから、南はインドネシアに至る、ユーラシア大陸東岸島嶼地帯の中でも、珍しいものではなかろうか?ちゃんと調べたわけじゃないが、台湾とフィリピンの間、台風情報でよく耳にするバシー海峡も、目測100キロ程度に思える、ということは、きっと渡り鳥たちにとっても、ここは「難所」なのだ、春秋の旅の途中に立ち寄ったのであろう者たちが、わき目もふらずに(笑)、餌探しに余念がないのも、うなずけよう、というものだ。と、こうして上手に「花鳥風月」の話に流してしまうのも、私の内部の、一つの(笑)「検閲機構」の仕業であることも、また、付け加えるまでもない。