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Vacation
『自虐プレイ療法』 - 2002/10/03 11:56 -
最近、少し回復基調なんで、本なんかも読めるようになってきた。「軽い」ものしか読まないけどね。
どんな風に「軽い」かというと、菜摘ひかるという人がいて、高校出てからいきなり水商売、ありとあらゆるセックス産業を渡り歩いて、「風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険(光文社知恵の森文庫)」ていうので作家デビュー、ウェッブでも公開していて超人気サイト。今30少し前くらいだと思う。「性的冒険」は、去年だったかな、僕は本屋さんで一気に立ち読みしてしまった。
最近角川文庫から「えっち主義」、「菜摘ひかるの私はカメになりたい」の2冊が出た。
「セロトニン、少なぁ−。だから鬱病になるんだよ」なんて書いてあったから、この人も間違いなくうつです。
受け入れがたい事実に直面したときに、「気にするな、忘れよう」っていうのも確かに一つの方便なんだろうけど、そんな簡単なことが出来ない、それこそそんな「器質的」な障害があるものにとっては、その言葉は脅迫以外の何物でもない。むしろ「決して忘れない、徹底的に『気にする』」、嫌というほど自分を責め苛んで、とことん思いつめて、そうするといつか必ず身体の防御機能が働きはじめて、考えつづけることに疲れてくる、飽きてくる、そもそもなにを考えていたかさえ忘れてしまう。それが例えば私の解決方法だったんだけど(暗っ!)、この本の中にそっくりおんなじことが、題して『自虐プレイ療法』って書かれていたんで、とてもとても、とてもとても、うれしくなった次第であった。
よろしかったら読んでみて。

『病気ビーム』 - 2002/10/03 11:56 -
さて、そろそろトモちゃんがおなかをすかせているだろう。病気の動物の世話をするのはとてもエネルギーが要る。すきこのんで拾ってきたのだし、決してうとましいと思っているわけではない。心の底から、とってもかわいいと思っている。口の中をイソジンで消毒して、体温を測って、抗生剤をまぶした餌を与えるという、およそ15分くらいの簡単なルーチンワークなんだけど、こちらに元気がない時は、これがたいそうな負担に感じられる。
病気の動物が、何かまわりを参らせる「ビーム」を発しているみたいだ。もちろん、それはそうじゃなくって、「病気」と対面しなければならない「こちら側」の根拠のない「負い目」の投影なんだけど。

躁鬱の周期性 - 2002/10/05 01:04 -
私の考えでは、「躁鬱」にはレベルの異なるいくつかの周期があります。あくまでもこれは私の場合ですけどね。
「大きな波」、私の場合11年周期くらいかな。「うつ」はどこがどん底かはっきりわからないけど、「そう」に関してははっきりわかる。
「中ぐらいの波」、これは季節変動。これは多くの鬱病の本にも書かれています。気温の日較差が10℃以上になることと「うつ」の発生との間に有意な相関があるらしい。私は自分の病気を長らく「五月病」と名づけていた。
「小さな波」、私の場合4週間、2週間の「躁」と2週間の「うつ」、今は病院に行く周期がこれとぴったり重なっている。いや、病院に行くことが、この変動を誘発しているのかもしれないけど。
「ミクロの波」、日変化ですね。大体朝がだめで、夜になるにつれて元気になっていく。

龍宮城だより