なご平和電脳組
imode/j-skyweb版
沖縄県名護市東海岸、辺野古(へのこ)。
人口3千人のこの地域にアメリカ軍のヘリコプター基地建設の話しが持ち上がったのは、1997年。米軍兵士3人が小学生を強姦するという痛ましい事件があって、全国の75%にもおよぶ基地をかかえる沖縄の人たちが、あらためて軍隊の駐留に対して不安と怒りをあらわにし始めた矢先でした。
宜野湾(ぎのわん)市という沖縄本島中央部の市街地にあるアメリカ軍海兵隊の「普天間(ふてんま)飛行場」を返還する代わりに、ここ名護市の東海岸地域にある、同じく海兵隊の「キャンプ・シュワブ」基地沖合の海上に、軍用ヘリコプターの基地を建設するという計画が、日本とアメリカ政府の間で合意されました。
沖縄の人々の感情に配慮したというが、これでは返還とはいえない、むしろ基地の拡大じゃないかと反発する声もありました。地元でも危険な基地がやって来ることに不安の声が大勢を占めました。
前・次
なご平和電脳組