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一週間ほど下痢が止まらなかった。ドライフードは吐いてしまうので、子猫用の缶詰。食後にはビオフェルミンの錠剤（もちろん人間用）を2錠。少しはよくなったが、5日くらいたってもまだ止まらない。「カンピロ・バクター」と言う人間の食中毒も引き起こす菌が、鳥のふんなどに含まれていて、猫の下痢の原因はこれであることが多い。前に他の猫のためにもらって残っていたカンピロ用の薬を食事に混ぜて出してみたら、てきめん。

今ではケージから出て、トイレも覚えたし、3倍ほどもある他の猫たちと互角に走り回っている。写真は「にょろ」との猫パンチの応酬。どうでもいいけど、寝ながら喧嘩するなよ。

ほとんど同じような境遇の「にょろ」ちゃんを、拾ってしまったのが、ちょうど一年前。初めて飼う猫だった。あれから一年。まさかこんな生活になるとはね！

生徒のひとりが、気に入ってくれて、飼えるかどうか家族に聞いてみる、と言ってくれた。一週間たって、予想された通り情が移ってしまって、「譲って下さい」と言われたらどうしようかと思っていた。

そして結局、幸か不幸か、うちの13番目の家族になった。エマちゃん、うちの末娘です。「ボヴァリー夫人」とは関係ない。拾ったところが、上間（うえま）っていう地名だからです。 戻る 次
龍宮城だより