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それにしても、「手当」って言う言葉は、なんて優しい言葉なんだろう。手を当ててもらうだけで気持ちが落ち着く。手のひらをつたって、滋養が染み込んでくるみたいだ。
犬や猫でも、調子が悪くてぐったりして、えさをぜんぜん欲しがらないときでも、手のひらから食べさせるとちゃんと食べたりするんですね。
10匹も動物がいるので、ほとんどのべつまくなしにどれかが病気にかかっています。薬を飲ませたり、他と隔離して特別なえさを食べさせたり、結構たいへんでこちらの病気も悪化しそう。
一方で、当たり前のことなんだけど、病気というのが「健康」から何かが「欠落」した状態なんじゃなくて、むしろ病気こそが「常態」なのであって、「健康」というのもそれ自体一つの病気の態様なのだろう、などと考えることも出来ました。
まずは、犬猫たちの病気について。
そして、自分を病気だと決めてかかってしまうと、まわりの人もみんなどっかこっかやんでいる病人に見えてきます。
自分が正しくて相手が間違っている、という議論の耳障りさについて、書いてみたいと思っていました。「ステップ・アクロス・ザ・ボーダー」というむかし見た素敵な映画のタイトルを使って、決して越境しない言葉達について書いてみます。
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龍宮城だより