Saturday in the Park, II



どなたか、この子犬の里親に
なって下さいませんか?

5月4日の朝、近くの公園に捨てられていました。
生後1ヶ月半程度の子犬、メスです。

現在、うちであずかっています。どなたか、すえながく面倒を見ていただける方、また、そのような方をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。

電話:090-****-****
e-メール:miyagawasusumu@m1.i-get.ne.jp
那覇市古島 宮川 晋



土曜日の公園には、またしても、いろんなものが捨ててある。
ぺぺちゃんを拾ってからちょうど3ヶ月。ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日、くしくも土曜日の朝、またこんなものが、転がっていました。

やっと母乳が終わって、歯が生え揃ってきた、ふた月足らずだそうです。
お母さんが恋しいのか、キャンキャン泣くし、猫たちは興味津々、ベランダのぺぺは大騒ぎ、今夜は眠れなさそう。

一応病院に連れていった。熱は平熱、特に問題なさそう。明日うんちが取れたら、検便に持っていく。そのあとケルビムの「里親募集会」に連れて行こう。
誰か里親になって下さいよ!
かわいいですよ。体重1.4キロ、長さは30センチもない。全身チョコレート色で、鼻の周りだけ黒い。たれ耳でおめめは小さいがまん丸。
メスです。

心当たりのある方は、こちらまで、ご一報下さい。
朗報!
あけて、5月5日、小屋の中に閉じ込めるとキャンキャン泣き止まないのでやむなく人間が添い寝。うっかり眠り込んでしまったら、布団の上にうんちとおしっこ。
それを発見したのが午前4時、猫は騒ぎ出すし、それから一睡も出来なかった。
やっぱりこんなの飼うのは絶対無理。「公園に捨てにいこうか?」などと悪趣味な冗談が脳裏をよぎったり。

その布団の上から拾い集めたうんこを持って、いつもの浦添のR動物病院へ。「里親募集会」に「出品」するには検便など最低限の健康診断をしておくのが決まりになっている。

ゆうべ作ったポスターを、病院の待合室にも貼ってもらうことにして、うんこと一緒に渡す。病院で受付をしているおばさんが「まぁ!かわいいねぇ!」と声をかけて下さった。自分はマンションで、もう犬を飼っているから無理だけど、親戚に、犬を欲しがっている人がいるからと、さっそく電話をかけて下さった。
まだ、確定ではないけれど、ともかくその方に一日お預けすることにした。庭付きの家なんだって!この子も幸せになれるかもしれない!
現在午後7時、「やっぱりやめときます」って電話は今のところかかってこない。一度この子を持って帰ったら、そりゃ手放せなくなるよ。

これにて一件落着、かな?ふたたび土曜の朝の公園の物語でした。

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