STEP
ACROSS
THE BORDER

ブーゲンビリア


「平和を求める沖縄に心をよせる」といったことを老後の趣味としている本土の「反安保・反戦・反基地」派がきわめてしばしば誤解しているように、まぁ、もともとこの人たちには物事を「理解」する意思も能力もない、それ以前に人の話を聞く作法がないし、ただただ自分達が作り上げてきた「物語」の「傍証」を求めて、そろそろ小金もたまったし、年金ももうすぐだし、「5・15」とか「6・23」とか「節目」の日には有給とって沖縄にやってきて、「沖縄に基地はいらないぞ!」みたいなことを叫んでこぶしを振り上げてみて、そして夜になったら居酒屋で「ゴーヤー・チャンプルー」でも注文してみて、オリオンビールで祝杯をあげ、翌日空港で「ちんすこう」買って帰る、そんなこと繰り返しているんだろうから、真顔で言うほどのことではないけれど、「平和」、「沖縄の心」といった言葉を濫用するのは何も「基地反対派」だけじゃない。