なご平和電脳組
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沖縄島の周囲を「エメラルド・グリーン」に囲んでいる美しいサンゴ礁は、返還直後の道路建設などの大規模な公共事業、土地改良事業にともなう「赤土流出」によって、そのほとんどが死滅したといわれています。
年間400万人の観光客が訪れ、「命の洗濯」をするまっしろな砂浜はほとんど、よそから砂を運んできて作られた人造ビーチです。
太平洋の多くの島々と同様、「観光」こそその基幹産業としなければならないはずの沖縄は、もっとも貴重な観光資源であるはずの「自然」を削り取り、切り縮めて生きてきてしまいました。
渡り鳥の中継地として世界的に注目を集めている沖縄市泡瀬(あわせ)の「干潟(ひがた)」も、あまり現実性があるとは言えない大規模リゾート計画によって、埋立の危機に瀕しています。
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