なご平和電脳組
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2002年2月3日の名護市長選挙に、97年の住民投票のときのリーダーであった宮城康博さん(現市会議員)が立候補することになりました。
沖縄の基地問題は、誰が知事や市長になるかで、あるいは選ばれた首長の英断で一気に解決する、というほど、すでに単純ではなくなってしまっています。
そもそも、自分たちの市長を選ぶ選挙で、この国や世界の「安全保障」に重大な影響を及ぼさずにはいない決定を迫られること自体が、名護市民にとっては差別的に不つりあいで、不当な圧迫であるかも知れない。
「基地反対」を主張する人たちは、「平和」や「環境保護」という、さしあたり誰にも表立っては反論できない「正義」の言葉でもって、97年の「民意」の尊重を謳います。
「振興」、「活力ある町作り」を主張する陣営は、「『平和』を叫んでいるだけでは、メシは食えない」という、これまた誰もが実感している「本音」に訴えかけ、新たな「民意」の創出を呼びかけるでしょう。
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