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シロクロの子育て
うちの通い猫のひとりです。隣の弁護士さんの大邸宅の庭をもっぱらホームグランドにしているが、おなかがすくと階段を登ってうちのベランダにやってくる。はじめは部屋で飼っている猫の食べ残しを外に出していただけなんだけど、次第に「常連」さんができてきて、今では雨にぬれないように専用の「ブース」をベニヤで作って、毎日缶詰とドライフードを出してます。

「シロクロ」というのは名前というよりはいわば「識別記号」で、例えば他に「黒」、「茶トラ」、「グレー」などがいるんだが、この子は7〜8匹はいるうちの常連さんの中でほとんど唯一のメスだ。

この写真の頃だが、数ヶ月前からおなかが大きくなってきていて、ものすごくカロリーがいるのだろう、信じられないほどの食欲を見せはじめた。一日に7〜8回はやってくる、その度に缶詰の一缶の半分くらいは平らげる。ディスカウントスーパーでなるべく安い缶詰を探してきてはいるが、先行きが不安になるくらいだった。

やがておなかがすっきり小さくなって、今度はおっぱいの先が飛び出して来た。無事に出産が終わったらしい。どこに子供を隠しているんだろう。何匹いるんだろうか。
相変わらず食欲は衰えない。きっと朝から晩まで母乳をせがまれているんだろう。 戻る 次
龍宮城だより