[定義]有限個の点を有限個の線で結んだ図形をグラフという。ただし線の両端は必ず点になっているものとする。グラフの点をグラフの頂点、線をグラフの辺という。片は立体交差をしていてもよいが、頂点以外では交わらない。 |
[定義]グラフの任意の頂点から他の任意の頂点にグラフの辺をたどっていけるとき、グラフは連結であるという。 |
[定義]グラフの連結成分の個数を、0次元ベッチ数という。 |
[定義]グラフGからうまくn本の辺を選んで取り去ってもGが連結したままだが、n+1本の辺をどう取り去ってもGが連結でなくなるとき、Gの1次元ベッチ数はnであるという。 |
[定義]1次元ベッチ数が0であるグラフをツリーという。 |
[定理]ツリーの頂点数aと辺数bの間には次の関係がある。
a-b=1 |
[定理(オイラー・ポアンカレの定理)]グラフGの頂点の数をa、辺の数をb、1次元ベッチ数をp1とするとき、次の式が成り立つ。
a-b=1-p1 |